■ボランティア組織のルーツ■~とらえどころのない伝統~

おはようございます。
雨の川崎の朝です。

普天間基地移設問題で、
国が沖縄県を訴えるという
異常な裁判が始まった。

政治の基盤を地方民意におく、
アメリカではありえないだろう。

翁長さんは民意を主張するが、
国は、中央集権による、
権限を主張する。

政府は、民意を生かして
地方を活性化するという政策を掲げるが、
いかがなものか。




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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



アメリカにおいて、
自由の守り手となった
もう一つの制度が、
政治的な権力と
社会経済的な権力との分離だった。

職業政治家は腐敗し、
まともな人物が政界入り
しなかったという事情はある。
紳士が政治ではなく、
企業経営の道に入っていったことは、
政治の腐敗の結果ではなく、
むしろ原因だった。

とはいえ、政治という職業の
社会的な地位と評価の低さが
政治と社会の分離を招き、
その結果いずれの側をも
絶対の支配階級にしなかったことに
変わりはない。


「アメリカの自由は、

 あのとらえどころのない伝統、

 自治の精神によるところが大きい。

 アメリカでは政府機能の少なからぬ部分が、

 地方の自然発生的なボランティア組織によって

 担われている。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治  2章 改革の原理としての正統保守主義)








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