■分析から知覚へ■~衝動ではなく、人間そのものの理解~

おはようございます。

雲が薄く広がる川崎の朝、
段々と青空が広がり、
暑い日中となりそうです。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



分析的な概念から
知覚的な認識への発展は、
コンピュータ登場の前から
始まっていた。

1890年代、形態心理学は、
われわれが理解するのは
「C」「A」「T」ではなく、
「CAT」であることを明らかにした。

現実に存在するものはすべて
知覚的な認識の対象であることを
明らかにした。

今日の心理学は、
人間の心理過程である衝動ではなく、
人間そのものを理解しようとする。

最近、企業や政府の計画立案において、
シナリオの果たす役割が大きくなったが、
このシナリオもまた知覚的な認識である。

もちろん、生態系なるものはすべて、
概念的な分析ではなく
知覚的な認識の対象である。


「生態系は、全体として観察し、

 理解しなければならない。

 部分は全体との関係において

 存在するにすぎない。」


~『イノベーターの条件』
(Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

















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