■「純粋知覚批判」■~彼らは形態を扱う。~

おはようございます。

昨日の雨と打って変わって、
眩しい日差しの川崎の朝です。

しばらく、初夏の気温が続きそうです。
沖縄は梅雨入り、もう来月は6月なんですね。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



デカルトとその同時代人ガリレオ・ガリレイが
物理的な世界に関わる
科学の基礎を築いてから、
カントが新しい世界観を体系化して
形而上学を生み出すまで、
100年以上を要した。

その後カントの『純粋理性批判』が、
一世紀以上にわたって
西欧の哲学を支配した。

それは、ニーチェをはじめとする
反カントの人たちにとってさえ、
意味ある問題を提起した。

しかし今日の哲学者は、
もはやカントの問題意識に
焦点を合わせていない。

彼らは、
記号、象徴、様式、通念、言語などの
形態を扱う。


「彼らは知覚的な認識を扱う。

 今や、物理的な世界観から

 生物的な世界観への移行が、

 新しい総合哲学の登場を求めている。

 カントならば、それを

 「純粋知覚批判」と名づけるにちがいない。」


~『イノベーターの条件』
(Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)



















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