■人間としての個人に合った組織■~労働者や職長といった概念~
おはようございます。 今朝もすっきりしない曇り空ですね。 北九州豪雨がすざましい傷跡を残したが、 社会インフラと共に個人生活の復旧が急がれる。 そんな中、この週末には多くのボランティアが 駆け付ける様子で心強く思う。 このボランティア増加の裏には 服装や作業方法等のルールがいわば マニュアルとして共通認識されたことが 背中を押していると思う。 長袖、厚手のゴム手袋、長靴、マスク、 換気作業、水分補給、感染症予防。 活動に参加される方々に敬意を表したい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 "社会における人間"、 と呼ばれている集団について、 議論を繰り返してきたが、 彼らの人間個人を本当に 見ていたわけではなかった、 とした。 そして、私たちが見ていたものは、 彼ら人間個人ではなく労働者や職長という 大きな概念であった、 と続ける。 こうした事実が、 なぜ私たちが人間関係の研究をしても 役に立たなかったのか、 また親しく接していると思い込んでいた従業員が なぜ経営者に背を向けていたのか、 という事の理由を教えてくれる、 とする。 「組織開発に携わっている人たちは、 構造というものが障害になり 邪魔物になっている、 だから排除できないとしても、 少なくとも人間個人に合った組織に 変えなければならない、 と考えています。 そうした構造も同じように 無駄な存在なのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ますます複雑さを増す大組織のマネジメント) v