■二種類の論理の道筋■~正しい法とはどんなものか~

おはようございます。

どんより空の川崎の朝です。

台風10号が自転車並のスピードで、
ゆっくり接近中、影響も長く続きます。

これから連休の方も多いと思いますが、
台風進路に十分注意して下さい。

良い休日をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
政治理論に注目すると
欧米の伝統には、
二種類の論理の道筋が
存在するとする。


ひとつは憲法学者的な道筋で、
彼らは基本的に
「普通の人が普通に暮らせ、
悪い人は少なくとも拘束されるようにする、
そんな正しい法とはどんなものか」
と問いかけるもので、

もうひとつは古代ギリシャ以前の時代から
”組織内における有能な指導者の教育"
として知られている道筋で、
「たとえ激動の時代が来て、
さまざまな規則が不透明になったとしても、
私たちが最高の人物を確保して、
組織の中に徳とリーダーシップを
植えつけるためには、
どのように指導層を配置すればよいのか」
と問いかけるものだとする。


「この三〇年間、

 私たちは憲法学者的なアプローチのほうを

 重視してきました。

 わが国では、これが当然のなりゆきだったと

 言ってよいでしょう。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ますます複雑さを増す大組織のマネジメント)




































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