■労働集約的な作業をまとめる■~開発の仕事は住むところで~

おはようございます。

うっとおしい雲が空を覆う川崎の朝です。

台風10号は列島通過しましたが、
その影響か、時折強い風が吹きます。

これから段々天気快復、猛暑の週末になりそうです。
お気を付け下さい。

金曜日、今日もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
人材の配置を検討する必要性について、
多国籍企業の例を挙げた。


そして、IBMが作っている
企業向けの製品を見ても、
経営資源は製品の観点からではなく、
生産段階の観点から
整備されている、
と続ける。


つまり、一か所に
労働集約的な作業をまとめ、
デザインはまた別のところで行い、
そして多くのテクノロジーを生み出すのは
開発技術者のいるところで、
といった具合だとする。


開発に携わる技術者は
職場の移動を極端に嫌がる姿勢が
鮮明になってきており、
フランス人のスペシャリストは、
ニュージャージー州のホーボーケンよりも、
ルーブル美術館の近くにある研究室で働きたがる。



「私には理解できませんが、

 とにかくフランス人はそうです。

 彼らをコネティカットに異動させるどころか、

 出張させることすらできません。

 このように開発の仕事は、

 開発者の住んでいるところでなければ

 できなくなっているのです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ますます複雑さを増す大組織のマネジメント)




































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