■靴はどこで作られたのか■~こうした一連の作業~

おはようございます。

雲の合間に青空が広がる川崎、
いくらか涼しい朝です。

台風8号が宮崎市付近に上陸、
九州地方の方々は十分に
お気を付け下さい。

火曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
アメリカは計算機の
最大のマーケットだが、
チップの入った計算機を買い戻すために
お金を支払っていることとなるが、
果たしてこの計算機は、
輸出品なのか輸入品なのか、
と問うた。


そして、次に靴を例にあげて、
プロダクション・シェアリングの
説明を続ける。


先ず、靴の原材料の皮革は
雄牛の世界最大の産地である
アメリカ国内から調達するが、
この皮革は牛肉の副産物である。


次の工程となる皮のなめし作業は、
ブラジルで行なわれ、
その後皮革の一部はハイチで甲革に加工され、
他の一部は、イギリス領ヴァージン諸島に輸送されて、
底革が作られる。



「こうした一連の作業が終わると、

 プエルトリコでそれらの部材が

 組み合わされて靴に仕上げられ、

 このユタ大学のある町ローガンで売られる、

 という流れになっています。

 一体、靴はどこで作られた製品なのでしょうか。

 これこそがプロダクション・シェアリングなのです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")




































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