■一九世紀型構造の多国籍企業■~濃密な関係~

おはようございます。

曇り空の川崎の朝です。
台風10号は間もなく四国に上陸、
お気を付け下さい。

今日は74回目の終戦の日。

世界で数千万の方々が犠牲となられ、
多くの若い世代が命を奪われた。

その悲惨さを語り継ぐ世代も年々減少し、
今の若い人達の戦争への恐怖心が消えつつある。

そんな中、国家主義、全体主義の空気が普通になり、
国全体が大きく右振れしようとしている。

子供や孫の世代にどんな道を道を残すのかは、
今の若い現役世代の課題だ。


この日にあらためて、鎮魂の思いと共に、
我々現役世代の責任の重さを考えたい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
アメリカの組織論について言えば、
良い意味でも悪い意味でも、
合衆国憲法から計り知れない影響を受けている、
とした。


そして、解決しなければならない問題の中には、
打開の方法が見当たらないものもあり、
これから、人材の配置を真剣に検討する必要に
迫られるだろう、
と続ける。


ひとつの例として多国籍企業に目を向けてみると、
その構造は、一九世紀型がほとんどで、
親会社の下に世界に存在する子会社がでは、
母国のマーケットに向けた製品と
同じものを製造しており、
ますます、互いの関係は濃密になってきている。



「具体的には、製品の仕様がデトロイトで開発され、

 デザインは西ドイツで考えられ、

 ボディーはブラジルで作られ、

 変速機はメキシコで生産され、

 といった関係です。

 このよい例がフォード・モーターの小型車、

 フィエスタです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ますます複雑さを増す大組織のマネジメント




































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