■経済用語で説明できない経済■~政策との間の緊張~

おはようございます。

昨日は広島原爆の日、
被爆74年となる。

取り巻く環境には、
原発、核兵器等のハードな課題が
重くのしかかっており、
また一方では、全体主義、国家主義の空気が
色濃く流れている。
一人ひとりの問題意識が問われる。


この日に、改めて平和を祈りたい。

----------------------

∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
プロダクション・シェアリングの一連の流れを、
半導体チップと革靴を例に挙げて
説明した。


そして、つまり、私たちには
一方で大きな希望があるのに、
一方では大きな問題があることになる
と続ける。


アメリカの場合には、
プロダクション・シェアリングによって
職を失った靴製造の労働者の数は非常に少なく、
およそ6万5000人だが、
彼らはみな下院議員選挙区
三か所の住人であり、
その三か所はどこも、
二大政党の勢力が拮抗している選挙区で、
政党の政策によって民意が民主、
共和どちらにも簡単に転ぶため、
非常にわかりやすく影響力のある地域に
なっているとする。




「国全体の経済用語で説明できない経済と、

 国全体のものでなければならない政策との間の緊張が、

 これからますます高まっていくことでしょう。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")




































コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~