■イノベーションの機会を発見する。■~未来を築くためのもの~

おはようございます。

明るい朝を迎えた川崎です。

今日から11月、残すところ2か月。
最後をきっちり締めましょう。

楽天も王手、マー君が最後を締めてくれるでしょう。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


 現在の事業の質を高めるための二つの機会。

ドラッカーは、リプレースメントとは、何が市場であり、
何を市場が求めているかについての新しい考え方や、
知識の新しい利用の仕方に関わるものであるとした。

もう一つのイノベーションとは、
既存のものから新しい種類の経済を生み出す
未知のものをつくり出すこととする。

エジソンは、新しい産業を創造したのではなく、
そのとき既に存在していた要素に、
唯一の決定的に新しい要素を加えることによって、
まったく新しい経済的能力を創造したのだ。



【CASE】
 ▲シアーズ・ローバック(1800年代後半にアメリカで通販市場で成功した)
   顧客に「事情を問わず返品可」を保証するというサービスで業績を伸ばした。
   その時代、通販に必要な要素は全て揃っていたが、唯一欠けていたのが
   ”顧客への信用”という要素であった。
   この”顧客への信用”を「返品自由」というサービスに転換したことこそイノベーションなのだ。

 ▲IBM
   ハイテクノロジーのパソコンと、それを使いこなせない顧客とのギャップを埋める
   プログラミング言語を開発するというイノベーションで地位を固めた。

イノベーションとは、既に存在する知識や製品、市場などを、
はるかに価値のある新しい一つの製品やサービスなどにするために、
欠けている小さな部品を発見し、統合することである。

ドラッカーは、その機会を発見するために重要なことは、
知識も技術も既に存在しているため作り出すことが可能になっているにもかかわらず、
それを阻害する致命的に重要なものは何かを問うことだとする。


「イノベーションとは、発明や発見そのものではない。

 もちろん発明や発見のいずれかが必要となることもあるが、

 焦点は知識そのものではなく成果に合わせられる。

 したがってイノベーションは、規模が大きいほどよいのではない。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)


   

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