■補助的活動のアンバランス■~不釣り合いに大きくなる~

おはようございます。

今朝の東京地方は6.7度と今シーズン最低気温。
今、川崎はやっと薄明るくなってきました。
長い冬になりそう。

小泉さんが脱原発の主張を鮮明にした。
原発「即ゼロ」を目指して、安倍さんは
国民信託を受けた権力を行使すべきと言明した。
脱原発については世論のバックアップがあるので、
国民総意の事業として取り組めるとの見解だ。

経済界、労働界双方に根付いている原子力村の住民は、
予想外の難敵出現にどう対応するのか。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


アンバランスのケース
その3
●補助的活動のアンバランス
補助的活動とは、売上・利益に直結しないが、
企業が売上・利益を上げるために必要となる活動で、
ドラッカーは、加工食品とホテルとケータリングを事業とする企業を例に挙げる。

【CASE】
ホテル、レストラン事業にはリネンサービスが不可欠であるが、
そこには高い品質が求められと同時に多くのコストを必要とする。
また、ケータリング事業については、輸送という活動が付随するため、
料理を本業とする企業にとっては、輸送は不効率なコストを生み出すこととなる。

この問題は、他企業のリネンや輸送活動をアウトソースサービスとして
請け負うという形で解決した。

この解決策の裏には、二つの原則がある。
一つは、現状の規模で十分な活動は、無闇な拡大を考えず、小さな規模のままにして
おくこと。
もう一つは、本業に直接関係のない活動は、大きな事業に育てた後には売却し、自ら
その顧客になること。

「補助的活動にかかわる問題の解決には、

 常に機会を探すという努力が必要である。

 しかも逆に、本業に関係のない活動や

 最小限原則で処理できる活動までも、

 本格的な事業に発展させてしまうことのないよう、

 自制が必要である。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第10章 事業機会の発見)


   

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