■生産工程の経済性■~予防は治療よりも容易~

おはようございます。

今シーズン一番の冷え込みの川崎の朝です。

食品偽装がデパートでも、発覚した。すそのは広く、多くの企業で、長く慣習としてでなされてきたことだろう。

ブラックタイガーを車海老として出されても、
分らないかもしれない。
しかし、仕入れ値の差額を販売価格に上乗せしていれば立派な詐欺だろう。

また、まづい牛肉の味付けに大豆原料の油脂を注入するということもあったが、
これは命にかかわる問題になり、事故が起こっていれば、
業務上の重大な過失を問われるべきことだろう。

中国に見られる様々な偽装問題を笑えないよ。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


事業機会を明らかにする三つの問い
その1
●事業を脆弱なものにし、成果を阻害し、業績を抑えている弱みを発見する領域
さらにその1 ▲生産工程

損益分岐点の高い生産工程は、経済性を無視してまでも大量生産が行われる。
たくさん作らなければ、原価に見合わない。薄利多売だ。

ここの問題は、経済性より規模を優先する姿勢にある。

例えば、大規模なオートメーション工場は
一種類の製品を大量に生産するような設計になっているため、
小さな仕様変更などの需要の変化に対しても対応が難しく、
生産工程全体を不経済なものにしてしまう。

ドラッカーは、”予防は治療よりも容易である。”とオートメーション化の設計において、
経済性と技術のバランスを図ることが重要であるとする。

そもそもオートメーション化とは、大量生産における経済性だけでなく、
小量生産などのビジネスニーズの変化への対応においても経済性を実現しなければならない。

このような柔軟性と多様性を発揮できないかぎり、オートメーション化は失敗に終わる。

「損益分岐点は低くなければならない。

 少なくとも生産や価格が弾力性を欠いてはならない。

 稼働率が98%であって、なおかつ価格が好況時の水準でなければ

 赤字であるという企業は、きわめて脆弱である。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第10章 事業機会の発見)




   

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