■新しい現実が見える■~今日とは違う企業をつくる~

おはようございます。

今日も朝から青空が広がる川崎です。

特別秘密保護法案があれよあれよという間に議決に向けて進んでいる。
このスピード感は、衆参ねじれ解消の結果であろうが、
国民の認識がこのスピードに付いていけていない。

世論調査では6割が法案成立に反対している。
法律、マスコミ、市民団体等の反対運動も多く行われている。
民意で高い支持率を得ている政権だが、
この法案の民意をどうとらえるのだろうか。

秘密保護法案:国連人権理の特別報告者 日本に懸念表明
http://mainichi.jp/select/news/20131123k0000m030094000c.html

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


「すでに起こった未来」を探さなければならない。

しかしドラッカーは、予測というものが、未来についての予測ではなく
すでに起こった現実に関する見解であることが多いとする。
多くの人は、自らの目で実際見たものしか想像できないからだ。

なので、問われるべきことは、
「われわれ自身は、社会と経済、市場と顧客、知識と技術をどう見ているか。それは、いまも有効か」である。
事業活動を開始する際には、内部環境やマーケットの分析を行った。
しかし、それらは大きく、素早く変化し、陳腐化と呼ばれる後退局面は思いのほか早い。

そのためには、将来の変化が今に影響を及ぼしている変化を見出すことである。
このことにより、新しい知覚がもたらされ、自らの目で見たことのない、新しい現実が見える。
今見えた現実は、変化から起こった新しい事態だという認識を持つ必要があるのだ。

しかし、ドラッカーは、そこには大きなリスクがあるとする。
それは、起こりつつあると盲信したり、実際に起こっていると錯覚を起こすことだとする。
従って、全会一致の結論は、願望に表明でしかなく、常に疑ってかからなければならない。

このすでに起こった未来を見つけるという方法が有効なのは、
変革のための意思決定を余儀なくさせる、つまり、
今日とは違う企業をつくるための意思決定をもたらすからである。


「すでに起こった未来を見つけるという方法が有効なのは、

 深く染みついた考え方や、

 仕事の仕方や習慣に疑問を投げかけ、

 ひっくり返すからである。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第11章 未来を今日築く)


   

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