■市場の経済性■~事業に内在する弱みに存在する。~

おはようございます。

今朝は明るい空の川崎の朝です。
立冬過ぎて寒くなりそうですね。

週末の行楽は、好天の土曜日ですよ。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


事業機会を明らかにする三つの問い
その1
●事業を脆弱なものにし、成果を阻害し、業績を抑えている弱みを発見する領域
さらにその3 ▲市場の経済性

市場の経済性に反する制約やその結果としての弱みがある。

【CASE:建築業】
 アメリカの低価格住宅は、中価格住宅より25%安いだけだが、劣化が激しい。
そのためスラム地区がどうしても生まれる。
スラムは、住民が作るのではなく、
急速に劣化する住宅を建築することによって作られている。
必要とされているものは、増築可能住宅であり、若夫婦には、
良質住宅の中核部分だけを低価格で買えるようにし、
所得が増加した段階で増築できるようにしなければならない。

【CASE:銀行】
 銀行は顧客になるべく多額の預金を望むが、
預金獲得のためのサービス競争は、
顧客に最小限の預金で済むようにさせることで行われている。
銀行は、顧客が価値を見出すものとは逆のものから利益をあげていることになり、
このような矛盾も解消しなければならない。


「最も有望な機会は、事業に内在する弱みに存在する。

しかし、そのような弱みを機会に転ずるには

イノベーションが必要である。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第10章 事業機会の発見)



   

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