■記憶よりも記録■~自らの時間をどのように使うか~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、人は時間を管理する準備ができていないとした。
続いてドラッカーは、ある会社の会長の例を挙げる。
本人は、時間を大きく三つに分けていると思っていた。
一つは幹部との時間、
一つは大切な客との時間、
残る一つは地域活動のための時間
六週間この記録をつけてもらったところ、
これら三つの活動に対して、
ほとんど時間を使っていなかった。
この三つの仕事は、本人が時間を割くべきであると
考えていたにすぎなかったのだ。
”都合のよい記憶”なるものが、
実際にそれらの仕事に時間を使っているように
思い込ませていたのだった。
この会長は、秘書が時間の記録を示しても信じなかった。
「時間を管理するには、
まず自らの時間をどのように使っているかを
知らなければならない。」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part3 自らをマネジメントする 第3章 時間を管理する)
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