■時間を無駄にする仕事■~なんの成果ももたらさない~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
時間を無駄に使わせる圧力は、
常に働いている。
それらは、なんの成果ももたらさない仕事にも拘らず、
時間の大半を奪っていく。
ある大会社の社長の例
彼は、社長就任後の二年間、
クリスマスイヴと元日の夜以外は、
数時間かかる公式の会食に費やした。
社員の歓送迎会であろうと、
知事や大臣との面談であろうと、
出席しなければならなかった。
それらの会食が、会社のためにも、
自らの楽しみや自己啓発にも
あまり役に立っていないことを自覚していたが、
毎晩会食に出て、
愛想よく食事をしなければならなかった。
「仕事には、時間を無駄にするものがたくさんある。
上得意からの電話に向かって、
「手がふさがっている」とはいえない。
土曜のブリッジの話であろうと、
娘が希望の大学に入れたという話であろうと、
耳を傾けなければならない。」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part3 自らをマネジメントする 第3章 時間を管理する)
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