■創造と変革の経済■~時間に対して膨大な要求を突きつける。~

おはようございます。

日の出前の川崎の朝。

連休明けの天候が回復し、
今日は久々の秋晴れの東京地方になりそうです。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



組織が大きいほど、
仕事と人に関わる調整に費やす時間が増大する。

そして、知識労働者の労働時間はますます長くなり、
時間不足は、改善されるどころか、悪化していく。

ドラッカーは、この原因の一つとして、
高い生活水準を求め維持することの前提に、
”創造と変革の経済”があるからだとする。

創造し、変革することは
組織の経済的発展の前提条件であり、
そのことは、膨大な時間を要求することとなる。

ドラッカーはまた、
第二次大戦後のイギリス経済の不振の原因について、
次のとおり指摘する。

古い世代の企業人たちが、
肉体労働者と同じように楽をし、
同じように短時間の労働ですまそうとした。

そのようなことが可能なのは、
企業にしても、産業界全体にしても、
既存の枠にしがみつき、
創造と変革を避けることが許される場合だけである。



「短時間のうちに考えたり、

 行ったりすることのできるのは、

 すでに知っていることを考えるか、

 すでに行っていることを行うときだけである。 」

~『プロフェッショナルの条件』
(Part3 自らをマネジメントする  第3章 時間を管理する)




















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