■情報に関わる機能障害■~天才でなくとも改善できる。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
マネジメント上の欠陥に起因する時間の浪費、
その四:情報に関わる機能障害からくる浪費
ドラッカーは、
ある大病院の事務長の例を示す。
この病院では、入院窓口がベッドの
空きはないと断言しても、
事務長は患者の要望に応じて、
ベッドを探し出した。
この原因は連絡体制にあった。
患者の退院については
看護婦や会計窓口は知っていたが、
入院窓口には、
夕方5時のベッド調べ後の
数字がいくようになっていたのだ。
”天才でなくとも、この状況は簡単に改善できた。”
看護婦から会計窓口に回される伝票の
カーボンコピーを一枚増やし、
入院窓口に回すだけのことだった。
「システムの欠陥や先見性の欠如、
人員の過剰、組織構造の欠陥、
情報の不全など、
時間の浪費を招くマネジメント上の問題は、
ただちに改善する必要がある。
もちろん粘り強い努力を要することもある。
だが、成果は大きい。
特に、時間に関わる成果が大きい。」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part3 自らをマネジメントする 第3章 時間を管理する)
コメント