■多角化のマネジメント手段■~不運ではなく体質~

天高く青空が広がっています。

八ヶ岳から帰宅し、今からブログアップします。

気持ちの良い天候の週末でしたが、
また少し崩れそうですね。

今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、
多角化に重要なことは
”体質の一致”であるとした。
そして、多角化のマネジメントについて
指摘する。

このマネジメントの手段には、
2種類、四つある。

【多角化のための手段】
◆自力開発
◆買収

【不健全な多角化を正すための手段】
◆分離
◆合弁

まず、◆自力開発と◆買収

この二つは、まったく異質であり、
同時にうまく行うことは困難である。

買収がうまくできない企業は、
市場や顧客などの環境が
向かなかったのではなく、
企業自体に買収に伴う問題への
対応をする用意がないから。

また、自力開発がうまくいかない企業は、
自ら新たに事業を開発する際に
生じる問題を理解できないから。

つまり、イノベーションの能力が
ないのである。

「買収がうまくいったことのない企業は

 買収を考えてはならない。

 不運なのではなく、

 そういう体質ではないからである。

 他方、自力開発がうまくいかない企業も

 不運なのではない。

 自己開発に伴う問題を理解できないのである。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)






















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