■グローバル企業と国家■~ナンセンスな"良き市民"~

おはようございます。

どんよりした雲が空を覆う川崎の朝です。

これから段々雨雲が東京地方を横断、
夕方までは寒い雨模様となりそうです。

週末、暖かくしてお過ごし下さい。

今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、
多角化の最後に、
多国籍化であるグローバル化
について触れている。

グローバル企業、日本では言わずと知れた
トヨタ、ホンダ、ソニーなどだが、
不買運動などのニュースを目にしたこともある。

製品や企業に問題があるわけでもなく
このような事態は起こる。

国内企業の擁護や、
経済政策や雇用労働環境への
影響力などへの警戒が主な理由だろう。

そこで、グローバル企業は
進出国における"良き市民"を掲げるが、
ドラッカーはこのことの誤りを指摘する。

つまり、その国の経済や市場を中心に考え
かつ行動するということを免罪符とすることが
間違っているとしているのだ。

そもそもグローバル企業の基本的コンセプトは、
グローバル市場における資源の最適化にある。

例として、インドにおいてトヨタやホンダが
現地の鋼板や労働者を使い、
現地の価格、販売形式で
事業展開したことなどがあげられる。

この優位的戦略を放棄することは、
本末転倒となるのだ。

「グローバル企業の行動は、

 何をしようと、あるいは何をしなくとも

 政治的な問題となる。

 グローバル企業は、政治的主権と経済的現実が

 もはや相容れないために問題となる。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 42グローバル化のマネジメント)
























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