■市場と技術の同時多角化■~異なる思考、姿勢、戦略が必要~
おはようございます。
立冬の川崎、快晴の朝です。
今季一番の冷え込みでしたが、
日中は20度超え、上着が邪魔になりそうです。
今日も一日よろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
無効となる多角化の問題点、1点目
◆共通の市場と共通の技術による多角化を
同時に行うこと
ドラッカーは、
共通の市場と共通の技術による多角化を
同時に行うことは至難の技であるとする。
例えば、印刷会社が持つ”3Dプリント”技術を、
新たに建築分野に展開することと同時に、
印刷会社のメイン市場である出版分野に、
新たに電子メディアサービス事業の展開を
行おうとすること。
この二つの事業は異質であり、
異なる思考、姿勢、戦略が必要となり、
発生する問題も多種多様である。
ドラッカーは、
このような多角化を成功させるには、
トップマネジメントを、
事業ごとに二つに分けるか、
一方の事業を軽視するかの
いずれかが必要となるとする。
「共通の市場による多角化と
共通の技術による多角化を
同時に行うことは至難である。
異なる思考、姿勢、戦略を必要とする。
そこに生ずる問題もあまりに多様である。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)
コメント