■仕事と道具は継続する■~石工としてのソクラテス~

おはようございます。

台風一過、青空からまぶしい日が
射しています。

台風19号は、昨晩静岡に上陸し、
関東を縦断、現在は東北沖を北上中。

経験したことのない強さと
規模を持っていることについて、
事前に注意がされてはいたが、
多くの被害が出ている。

特に、多摩川や千曲川といった
大型河川の氾濫は予想を超えている。

気象状況の根本的な変化、
これからは現実的な対策が必要になる。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
調査研究所のディレクターを
助けるために、
考え出した内容の
ほとんどすべてを、
あらゆる種類の知識に
応用してきたのだ、
と続ける。


そして、仕事の世界では、
たいていの場合、
変化は非常にゆっくりと
起こるもので、
仕事と道具のどちらも、
継続することが
世の中の習慣になっているとする。


仕事の能力について言えば、
もし19歳で見習いにつき、
その仕事を一通り経験すれば、
その人は引退するまで
何も新しいことを
学ばなくてすむ可能性が非常に高い、
と今でも広く考えられているが、
知識労働に関して言えば、
変化が急速にやって来るため例外となる。


ドラッカーは、
ソクラテは石工で生計を立てていたが、
もし彼が、墓地に立てる
十字架を作る作業場で
働いていたとしたら、
それほど多くのことを
学びはしなかっただろう、
とする。



「間違いありません。

 たいていの道具も当時とほとんど変わりません。

 違うのは、今どきの道具の中には

 電池で動くものがあることくらいです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ■知識の講義Ⅱ)





































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