■ソクラテスは理解できない■~学ぶべきは学ぶ方法~

おはようございます。

どんより曇り空、
肌寒い月曜の朝です。

大きな被害をもたらした台風19号、
状況が明らかになるにつれて、
規模が拡大する。


被害を受けられた方々に、
お見舞い申し上げます。

今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
石工で生計を立てていた
ソクラテスが、
墓地に立てる十字架を作る作業場で
働いていたとしたら、
それほど多くのことを
学びはしなかっただろう、
とした。


しかし、もし哲学者のソクラテスが
今の私たちの哲学科に
やって来たとしても、
ソクラテスには講義の一言も
理解できないだろう、
と続ける。


ドラッカーは、
今の哲学科の人たちが
かつてのソクラテスよりも
優秀だと言っているのではなく、
その内容が完全に
違っているよいうことを
言いたいのだ、
とする。


ドラッカーは数週間前に、
ある図書館の歴史を読み終えたが、
それを典型的な例として紹介する。


「図書館の概念は、

 30年から40年ごとに変化しています。

 図書館学校の最大の弱点は、

 いまだに現在のテクノロジーが

 永久に続くと教えていることです。

 あらゆる経験からして、

 図書館の司書が学ばなければならないのは

 学ぶ方法だとわかっている今になっても、

 まだそう教えているのです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ■知識の講義Ⅱ)





































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