■内政に対する外交の優位■~初めて法、正義、経済が意味を持つ~
おはようございます。
まだ雲の多い川崎の朝ですが、
この雲も取れて、
日中は4月並みに暖かくなりそうです。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
クレイマーの論点はいつも、
内政に対する外交の優位、
外交における力の優位、
外交における天賦の才の優位
の三点であったとする。
そして、
その一点目は、
内政に対する外交の優位で、
これは、
外交は国の存否にかかわる問題であり、
国の生存が確実となって初めて
法、正義、経済が意味を持つというものであった、
と続ける。
ドラッカーは、
1930年代の当時、
20年後のドゴールのものほどには
完成してはいなかったが、
すでにこれがクレイマーの持論だった、
とする。
「私も生存が最重要事であることは認めた。
しかし私は、当時も、
そして今日ではさらに一層、
外交が常に優先するという考えには
同意できなかった。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
コメント