■大外相は国にとって災厄■~挫折するか虚勢を張るか~

 おはようございます。


未明の川崎、冷え込んでますね。


これから日中は晴れ、

暖かくなりそうです。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

歴史を知れば知るほど、

大外相は国にとって

災厄であるとの感を深めていった、

とする。



そして、フランスは

リシュリューの後遺症から抜け出せず、

ドゴールさえ、

フランスを欧州協商に組み込もうとせず、

ヨーロッパの覇権という

リシュリューの夢を追い続けた、

と続ける。



ドラッカーは、

リシュリューから300年も経ったというのに、

到頭ドゴールは、

フランスの外交を、

持てる資源と直面するニーズに

適応させることができなかった、

とする。





「オーストリアは


 メッテルニヒの成功のゆえに衰退し、


 ドイツはビスマルクの成功のゆえに敗北した。


 ディズレーリが予言したように、


 大外相の後を継ぐ者は、


 必然的に凡才となるからである。


 大外相の後を継ぐ者は、


 挫折するか虚勢を張るかしかない。」



(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)

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