■大人物の後継にまつわる矛盾■~継続性が必要~
おはようございます。
雲が日の出を遮る川崎の朝ですが、
冷え込みはあまり厳しくはないようです。
しかし日中もお日さんはなく、
このまま寒い一日になりそうです。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
大外相の後を継ぐ者は、
必然的に凡才となり、
挫折するか虚勢を張るかしかない、
とした。
しかも、大外相の辣腕そのものが
他国に対し消えることのない
不信感を遺す、
と続ける。
リシュリュー、メッテルニヒ、ビスマルクの類は、
昔からの大原則、
「外交で大事なことは頭の良さではない。単純さと誠実さである」
を馬鹿にして退ける。
ドラッカーは、彼らは頭がよいが、
まさにそのために、
真摯さに欠けると見られるとし、
あの頃のクレイマーとの議論のおかげで、
大人物の後継にまつわる矛盾に
関心を引かれた、
とする。
「大人物でなければ、
ビジョンもリーダーシップも業績も期しがたい。
凡才では無理である。
しかし公の世界では、
芸術や研究活動と異なり、
個としての成果だけでは不足である。
継続性が必要である。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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