■知的に締まりのない考え■~妥協と調整が基本~
おはようございます。
今朝も快晴の川崎です。
昨日は5月並みの暖かさ、
そこまでは上昇しなさそうですが、
晴れて暖かな休日になりそうです。
火曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
バランス・オブ・パワーには、
「大国」だけではなく
「中国」も折り込まなければならない、
とした。
これは政治哲学上、
昔からの間題で、
現代の政治家では、
ルーズベルト、スターリン、ドゴールが、
クレイマーの考えだった、
と続ける。
そして、
明らかにチャーチルは、
ドラッカーに近く、
テヘラン会議やヤルタ会議でも、
ヨーロッパの中堅諸国が
パートナーとして参画するという、
バランス・オブ・パワーを主張していた、
とする。
それはまさに、1815年から1914年という、
丸々一つの世紀の間
大戦争の阻止に成功してきた
唯一のバランス・オブ・パワー、
19世紀の欧州協商の構造でもあった。
「クレイマーはこの点についても、
妥協と調整を基本とする私の考えを、
原則のない知的に締まりのない考えとして
一蹴した。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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