■大国間のバランス・オブ・パワー■~弱小国には行き場所さえない~

 おはようございます。


今朝も晴、明るい青空が広がっています。

東京地方はこのまま一日快晴で、

20度を超える暖かさになりそうです。


先週からNHK大河ドラマで渋沢栄一をテーマにした

”青天を衝け”がスタートした。

日本経済の礎を築いた人物だが、

ドラッカーも渋沢を高く評価していた。


ドラッカーは、日本画との出会いもあって、

日本贔屓であったことは知られているが、

明治維新という大変革期における渋沢の成果を

高く評価していた。


光秀の本能寺における政治革命に続いて、

この変革ストーリーを楽しみたい。


日曜日、今日も一日よろしくお願いします。

----------------------



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

大国が自らの身を守るために

弱小国と結ぶ同盟に

意味のないことについては、

クレイマーと考えが一致した、

とした。



そして、歴史には、

同盟における従属国の愚行の例は

山ほどあり、

しかも例外なしに、

従属国のほうが事実上の

支配国となっていた、

と続ける。



ドラッカーは、

これらのことからクレイマーは、

追求すべき外交政策は、

大国間のバランス・オブ・パワーだけであると

結論したとする。







「大国以外の国については、


 経済力の如何、


 政治的な絆の如何にかかわらず、


 無視してよいとした。


 いずれにしても弱小国に選択権はなく、


 そもそも行き場所さえないというのだった。」



(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~