■国益に沿わない行動■~制約としての経済を軽視~
おはようございます。
未明の川崎は冷え込んでいます。
今日は晴れてこのまま寒い一日になりそうです。
暖かくしてお過ごし下さい。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
クレイマーは理念というものが、
国力や国の足手まといになりうることを
懸念していた、
とした。
そして、通常、国というものは、
理念のゆえに同益に反することを
行うことはしないが、
きわめてしばしば、
結果としてではあっても、
理念のゆえに国益に沿った行動を
取れなくなることはあると、
と続ける。
ドラッカーは、
これは、チャーチルやドゴールには、
よくわかっていたことで、
政治的な行動の目的、
あるいは制約としての経済を
軽視する点においても、
クレイマーは、
チャーチルやドゴールと
同じ立場だった、
とする。
「私が経済的な要因に言及すると、
必ずクレイマーは、
ナポレオンによる大陸封鎖、
南北戦争での北軍による南部封鎖、
第一次大戦におけるドイツ封鎖などの例を引き合いに出し、
経済封鎖や経済制裁の無効性を指摘するのだった。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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