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■ベストを尽くせる環境を知る(2)■~辞めることが正しい選択~

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 おはようございます。 まぶしい陽が射し始めた高知の朝です。 青空の中、大きな雲がところどころに浮かんでますが、 上空の風も強くなさそうで流れてはいません。 台風10号は現在四国を通過中らしいが 自宅あたりは比較的穏やかに過ぎました。 この台風は”遠隔豪雨”という聞きなれない現象を生み、 東海関東地方で被害を出している。 まだ台風の強さを維持しているようで、 引き続き警戒が必要です。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『非営利組織の経営』から ドラッカーは、 気質や個性は訓練によって 容易に変えられるものでないだけに、 明確に理解しておくことが必要だ、 とした。 そして、 得るべき所はどこかを考えた結果が、 今働いている所ではない ということであるならば、 次に問うべきは、 それはなぜかである、 と続ける。 組織の価値観になじめないからか、 組織が堕落しているからか、 もしそうであるならば、 人はだめになる。 自らが価値ありとするところで 働くのでなければ、 人は自らを疑い自らを 軽く見るようになる。 「自らが所を得ていないとき、  あるいは組織が腐っているときには、  辞めることが正しい選択である。  出世はたいした問題ではない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■ベストを尽くせる環境を知る(1)■~気質や個性は容易に変えられない~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝m 今の時間、風雨共に穏やかです。 県内の交通機関は昨日の段階で 路線バス、電車とも運休を決定していて、 出勤できないので休暇としました。 このまま穏やかに高知頭上を 通過してほしいものです。 しかし油断禁物、お気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『非営利組織の経営』から ドラッカーは、 自らの成長のためには、 自らに適した組織において、 自らに適した仕事に就かなければならない、 とする。 そして、そこで問題になるのは、 自らの得るべき所はどこかということであり、 自らがベストを尽くせるのは いかなる環境かを 知らなければならない、 と続ける。 上田さんは、 大きな組織にいるほうが仕事ができるか、 小さな組織にいるほうができるかは、 人それぞれである、 われわれは気質や個性を 軽んじがちであるとする。 「だがドラッカーは、  気質や個性は訓練によって  容易に変えられるものでないだけに、  明確に理解しておくことが必要だという。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■自らの強みを本当に知っているか(2)■~得意な仕事の仕方~

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 おはようございます。 強くなったり弱まったりしながら 雨が降り続く高知の朝です。 まだ風は吹いていません。 いずれにせよ強い台風は西日本を直撃しそうですので、 風雨はこれから本格的に強まるんでしょう。 厳重に警戒しましょう。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から 上田さんは、 仕事の仕方を知らないため、 得意でない仕方でおこない、 成果はあがらないという結果に陥っている とした。 そして、 仕事上の個性は仕事に就く はるか前に形成されており、 修正はできても変更はできない、 と続ける。 さらに、 ちょうど強みを発揮できる仕事で 成果をあげるように、 人は得意な仕事の仕方で 成果をあげるとする。 ドラッカーは、 最高のキャリアは、 あらかじめ計画して 手にできるものではないとし、 次のとおり続ける。 「自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、  機会をつかむよう用意をした者だけが手にする。  なぜならば、  自らの得るべき所を知ることによって、  普通の人が卓越した仕事を行うように  なるからである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■自らの強みを本当に知っているか(1)■~所を得るために強みを知る~

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 おはようございます。 青空の方々に 暗い雲が広がる高知の朝です。 昨晩は一時雷鳴が響きましたが、 強い風雨はなかったです。 台風10号はゆっくりと北上中、 影響が長引きそうです。 警戒が必要です。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から ドラッカーは、 誰もが自らの強みについては 分かっていると思うが、 たいていは間違っており、 分かっているのはせいぜい 弱みであるとする。 上田さんは、 職業を選べる時代になった ということは、 所を得るために 自らの強みを知ることが 不可欠になった ということであるとする。 そして、 いかなる仕事の仕方を 得意とするかも重要だが、 多くの人たちが そのことを知らない、 と続ける。 「そのため得意でない仕方で仕事をしてしまい、  成果はあがらないという結果に陥っている。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■自らの所を知り、機会をつかむ(2)■~用意をした者だけ~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 時折小雨が降りますが、 まだ風もなく穏やかな天気です。 台風10号は予報と異なり、 西に方向を変えゆっくり九州地方に向かってます。 予想外の進路変更、 この後も予測が難しいとのことです。 お気を付け下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から 上田さんは、 『自らにとっての機会が何なのか』 がわからなければ、 ひとかどのキャリアは持てない、 とした。 そしてキャリアとは 日々積み上げていくものである、 と続ける。 さらに、 ドラッカー自身は、 現代社会最高の哲人とされ、 同時にマネジメントの父と されるにいたったが、 この双方に共通する強みとは 何だったか、 と問う。 上田さんは、 それは社会生態学者としての能力、 つまり社会を見て、 意味ある変化を見極める能力だった、 とする。 ドラッカーは、次のとおり述べている。 「最高のキャリアは、  あらかじめ計画して手にできるものではない。  自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、  機会をつかむ用意をした者だけが手にできる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■自らの所を知り、機会をつかむ(1)■~ひとかどのキャリア~

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 おはようございます。 高知の朝、 青空の中、ところどころに 小さな雲が浮かんでいます。 台風10号は随分と西側に振れたようで、 影響はまだないようですが、 急速な天候変化の恐れもあります。 注意が必要です。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から ドラッカーは、 自らの強み、仕事の仕方、 価値観がわかっていれば、 機会、職場、仕事について、 私がやります、 私のやり方はこうです、 こういうものにすべきです、 他の組織や人との関係はこうなります、 これだけの期間内に これだけのことを仕上げます、 と言えるとする。 上田さんは、 これを言えることは、 たいしたことではないかに思われるが、 しかし実際に言っている人は 多くないと続ける。 その理由は、 自らの強み、仕事の仕方、 価値観を知らないから、 言いたくても言えないのだ、 とする。 「したがって、  『自らにとっての機会が何なのか』  がわからない。  それでは、ひとかどのキャリアは持てない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■成果をあげる人の共通点とは(3)■~資源が昨日のために費やされている~

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 おはようございます。 まぶしい陽射しの高知の朝です。 台風の影響はまだないようで、 今日も晴れて猛暑になりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 習得できるし 習得せよとする能力、 つまりなすべきことをなす能力は、 五つあるとした。 その第一は、 時間を管理すること、 つまり、 何に時間をとられているかを知り、 残されたわずかな時間を 体系的に使うこと。 第二は、 世の中への貢献に焦点を合わせることであり、 それはすなわち、 成果に精力を向けること。 第三が、 自らの強みに基準を据えることであり、 上司、同僚、部下についても、 強みを中心に据えること。 第四が、 力を集中することであり、 それは優先順位を決め、 それを守ること。 そして、第五は、 成果をもたらすよう 意思決定を行うこと。 続けてドラッカーは指摘する。 「組織としての活躍ぶりはいまだ未熟である。  膨大な資源が企業、政府機関、病院、大学に  集められている。  だが成果はあまりに散漫である。  あまりに多くの資源が  昨日のために費やされ、  意思決定と行動を避けるために  費やされている。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■成果をあげる人の共通点とは(2)■~五つの能力~

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 おはようございます。 青空が広がる高知の朝です。 台風の影響はまだないようで、 日中は晴れて猛暑になりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 かつて社会のパワーセンターは 国王をはじめとする少数支配者だったが、 今日では、組織とともに働く者全員であるとした。 そして、全員が成果をあげる能力を習得し トップのように働かなければ、 組織の成功、社会の繁栄はないと続ける。 そこでドラッカーは、 プラトンからマキャベリにいたる賢人たちが 時の支配者とその後継者たる王子たちに 帝王学を教えたように、 現代社会の担い手たるわれわれ普通の者に 現代の帝王学と呼ぶべきものを教える。 「ドラッカーが習得できるし    習得せよとする能力、    つまりなすべきことをなす能力は、    五つある。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■成果をあげる人の共通点とは(1)■~なすべきことをなす能力~

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 おはようございます。 西の空に半月が浮かぶ高知の朝です。 朝は随分と涼しくなりましたが、 日中は猛暑になりそうですね。 月曜日には西日本に向かって台風10号が近づいてます。 要注意。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 成果をあげる人のタイプなどというものは 存在しないことに、 かなり前に気づいたとする。 そして、 自分自身が知っている成果をあげる人は、 気質と能力、 行動と方法、 性格と知識と関心など、 あらゆることにおいて 千差万別で、 共通点は、 なすべきことをなす能力だけだった、 と続ける。 さらに、 成果をあげる能力は、 生まれつきのものか、 習得すべきものかとの問いについて、 それは習得すべきものだ、 と断言する。 「かつて社会のパワーセンターは  国王をはじめとする少数支配者だった。  今日では、組織とともに働く者全員である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅱ 強みを引き出す 1 所を得る ~自らの強みを知っているか)

■会社だけが人生ではない(2)■~詩人、収集家、音楽家~

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 こんばんわ。 今日は処暑、暦では暑さが収まるころですが、 夜になっても熱さは収まらないです。 木曜日、おやすみなさい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から 上田さんは 雇用関係とは、 もともときわめて限定された契約であって、 いかなる組織と言えども、 そこに働く者の全人格を 支配することは許されないという ドラッカーの持論を示した。 そして、 組織自体のためにも、 組織の外の世界に関心を持つことを 奨励すべきである、 と続ける。 組織は組織のために存在するのではなく、 組織の外の世界のために存在するもので、 知性、感性、関心、価値観、 その他あらゆるものについて、 組織には多様性が求められている。 そもそも詩人、収集家、音楽家を同僚に持つことは オツなものである。 「今や会社は、  社員を会社人間にしておくことが、  本人のためにも会社のためにも危険であり、  いつまでも乳離れできなくさせるおそれのあることを  認識すべきである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■会社だけが人生ではない(1)■~全人格の支配は許されない~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝ですが、 段々晴れてきそうです。 夜には一雨あるかもです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 えてして会社は、 自らの経営幹部に対し、 会社を生活の中心に 据えることを期待するが、 仕事オンリーの人は 視野が狭くなるとする。 そして、 会社だけが人生であるために 会社にしがみつくのだ、 と続ける。 上田さんは、 時折ドラッカーは、 言いにくいことをズバリと言うとし、 仕事オンリーだと、 空虚な世界へ移る恐ろしい日を延ばすために、 組織にとって自らを 不可欠の存在にしようとする、 と続ける。 そして、ドラッカーの持論として、 次の言葉を示す。 「雇用関係とは、  もともときわめて限定された契約であって、  いかなる組織と言えども、  そこに働く者の全人格を支配することは  許されない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■個の強みを全体の強みとせよ(2)■~組織にかかわる第一の原則~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 昨日は久しぶりに本格的に雨が降りましたが、 今日は時々小雨程度はありそうな 一日になりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 人は精神的心理的に働くだけではなく、 かなり多くの何かを成しとげたがる、 とした。 上田さんは、 人の仕事ぶりや成果は、 単に働きたいという意欲ではなく、 よりよい仕事をしたいという意欲に 左右されるのだ、 と続ける。 ドラッカーは、 一人ひとりの人間は個であり続ける、 ということは、 個人の強み、主体性、責任、卓越性が、 集団全体の強みと仕事ぶりの源泉になるよう、 仕事を組織する必要があることを意味するとし、 さらに続ける。 「これが組織にかかわる第一の原則である。  事実上、これが組織の目的でもある。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■個の強みを全体の強みとせよ(1)■~何かを成しとげたがる~

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 おはようございます。 朝から、本格的な雨降りの高知、 今日は一日降り続きそうです。 いくらか暑さは穏やかです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 働く者は仕事を通じて 位置づけと役割を求め、 現代社会の基盤としての約束、 すなわち機会の平等という 正義の実現を求め、 さらには仕事の意義と真摯さを求める、 とする。 上田さんは、 経済的な報酬は、 産業社会においては 動機づけの主たる要因ではなく、 最高の報酬さえ、 仕事の適切な組織化に 代わることはできない、 と続ける。 逆に、いかに優れた 非経済的な動機づけと言えども、 経済的な報酬についての不満を 癒すことはできない。 ドラッカーは、 人は精神的、 心理的に働くことが 必要だから働くだけなのではない という。 「人は何か、  しかもかなり多くの何かを成しとげたがる。  自らの得意なことにおいて、  何かを成しとげたがる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■組織と個人の欲求を合致させる方法は(2)■~二つのニーズを同時に満たす~

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 おはようございます。 今日も良い天気になりそうです。 熱中症には気を付けましょう。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から 上田さんは、 知識労働者の欲求と価値観は、 組織における仕事と知識を通して 満足させられるが、 彼らにとっては、 自己疎外、倦怠、フラストレーション、 諦観が問題となる、 とした。 そこでドラッカーは、 成果に向けた自己啓発こそが 手にしうる唯一の答えだ、 とする。 しかもそれが、 組織の目標と個人の欲求を合致させる 唯一の方法でもあるとする。 「成果をあげる能力によってのみ、  現代社会は二つのニーズ、  すなわち個人からの貢献を得る  という組織のニーズと、  自らの目的の達成のための  道具として組織を使う  という個人のニーズを  同時に満たすことができる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■組織と個人の欲求を合致させる方法は(1)■~雇われ命令を受ける身~

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 おはようございます。 朝からまぶしい陽射しの高知です。 今日も猛暑、 熱中症に気を付けましょう。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 現代社会の絆の強さは、 知識労働者の欲求と社会の目標とを、 いかに合致させるかにかかっている、 とする。 上田さんは、 通常知識労働者は 経済的な問題は抱えておらず、 雇用は安定し、 かつその知識のゆえに 転職の自由まである、 とする。 しかも彼らの欲求と価値観は、 組織における仕事と知識を通して 満足させられるが、 彼らは雇われの身であり、 命令を受ける身であると続ける。 「知識労働者にとっては、  最近はやりの言葉でいうところの自己疎外、  倦怠、フラストレーション、諦観が問題となる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■「組織から何を得るか」を問う(2)■~自らが投じたもの次第~

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 おはようございます。 東に空がピンク色に 染まり始めた高知の朝です。 昨晩降った一雨の名残なのか、 涼しく感じます。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から 上田さんは、 組織は教育のある人たちをして、 知識を働かせ、 収入を得る機会をもたらしたが、 そこには自分が何でありたいか、 何になりたいかについての、 意思決定の重荷が伴うとした。 ドラッカーは、 組織が一人ひとりの人間に対し、 位置と役割を与えることを 当然のこととしなければならないとし、 同時に、組織をして自らの成長と 貢献の機会とすることを 当然のこととしなければならない、 とする。 そして、 人生から何を得るかを問い、 得られるものは 自らが投じたもの次第であることを知るとき、 人はようやく成熟したと言えるとし、 さらに続ける。 「組織から何を得るかを問い、  それが自らが投じたもの次第であることを知るとき、  人は自由になる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■「組織から何を得るか」を問う(1)■~意思決定の重荷~

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 おはようございます。 今日は79回目の終戦の日。 第二次世界大戦での犠牲者は、 世界で8500万人、 日本人は300万人を超えるとされる。 しかし8月15日が何の日か知らないという若者が多い。 その悲惨さの語り継ぎの危機だ。 ウクライナ、ガザ、ミャンマ―などでは 市民の犠牲者が増え続けており、 日本に目を向けても、 きな臭さが漂っている。 子や孫に平和への道を残すのか、 再びの災禍への道を残すのかは、 今の現役世代の課題だ。 今日の日に改めて、鎮魂の思いと共に、 その責任の重さを考えたい。 木曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から ドラッカーは、 今日の組織社会は、 まったく新しい学びを求めるとする。 そしてそれは、 組織を目的意識と責任を持って 利用することであると続ける。 さらに、 この責任とそこに伴う 意思決定から逃げるならば、 組織が主人となり、 逆にこの責任を引き受けるならば、 われわれが主人となる、 とする。 上田さんは、 組織は教育のある人たちをして、 知識を働かせ、 収入を得る機会をもたらしたとし、 さらに次のとおり続ける。 「しかし、そこには意思決定の重荷が伴う。  自分が何でありたいか、  何になりたいかについて責任を負わされる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■なぜ現代の組織はフラットなのか(2)■~僚友によるチーム~

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 おはようございます。 今朝もよく晴れた高知です。 宴の後の高知、静かです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から 上田さんは、 いかなる知識と言えども、 他の知識よりも 上位にあるということはなく、 知識の位置づけは、 それぞれの知識に特有の 優位性ではなく、 共通の任務に対する 貢献度によって規定される、 とした。 かくして現代の組織は、 知識の専門家による フラットな組織であり、 実にそれは、同等の者、 同僚、僚友による組織である、 と続ける。 そこでは、 彼らの全員が、 まさに日常の仕事として、 自らの頭脳を生産手段として用い、 組織の命運にかかわる判断と決定を 連日行っているとする。 つまり、全員が責任ある意思決定者である。 ドラッカーは、次のとおり指摘する。 「現代の組織は、  ボスと部下の組織ではない。  僚友によるチームである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■なぜ現代の組織はフラットなのか(1)■~部下たる専門家の貢献~

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 おはようございます。 高知は今朝も晴れてます。 昨晩は一雨ありました。 そのためか、今朝は過ごし易い空気です。 しかし日中は一日晴れて真夏日予報です。 熱中症には気を付けましょう。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から ドラッカーは、 知識労働のための組織は、 専門家によって構成され、 彼らは、 自らの専門領域については、 組織内の誰よりも 詳しくなければならない、 とする。 上田さんは、 今日の組織では、 ほとんどの上司が 部下の仕事を知らない、 と続ける。 そもそも今日の上司が若かったころには、 部下が今行っている仕事は なかったものばかりであるため、 同じ仕事をした経験がないのだ。 したがって彼らのうち、 部下たる専門家の貢献を 評価できるだけの知識を 持つ者がいないのだ。 「いかなる知識と言えども、  他の知識よりも上位にあるということはない。  知識の位置づけは、  それぞれの知識に特有の優位性ではなく、  共通の任務に対する貢献度によって規定される。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■組織とはいかなる人間集団か(2)■~限りなく多元的な組織社会~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 宮崎・神奈川地震、南海トラフ、パリ五輪、よさこい、 東北台風、米大統領選、金融市場変動など、 猛暑の連休は慌ただしく過ぎました。 盆休みで引き続き休暇の人も多いと思いますが、 色々ご注意ください。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から 上田さんは、 組織は目的によって規定されるが、 社会、コミュニティ、家族は、 血縁、言語、文化、歴史、地域など、 人を結びつける絆によって 規定される、 とした。 そして今やあらゆる先進社会が 組織社会となり、 社会的な課題のほとんどが 組織によって遂行されている、 と続ける。 さらに、政治学者や社会学者は、 政府、企業、コミュニティ、 家族について論じるが、 組織そのものは、 政治学、経済学、社会学の 用語にはなっていない、 とする。 ドラッカーは、 組織はいまだに政治学者や 社会学者が正常と見なしている 諸々の前提に合致しない存在であるとし、 さらに続ける。 「彼らが正常と見なしているのは、  中央集権国家が支配する一元的な社会である。  これに対し、すでに現実となっているものは、  限りなく多元的な組織社会である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■組織とはいかなる人間集団か(1)■~それ自体が専門化した存在~

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 おはようございます。 今朝も晴れた高知の空です。 今朝の空気は随分過ごし易く感じます。 でも日中は猛暑になるんでしょうね。 お気を付け下さい。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から ドラッカーは、 組織とは、 共通の目的のために働く 専門家からなる 人間集団であるとする。 上田さんは、 社会、コミュニティ、 家族などの社会集団と異なり、 組織は、目的を持って設計され、 形成されるが、 それは、人間の生物的必要や 心理的特性にもとづいて 形成されるものではない、 とする。 そして組織は、 常にそれ自体が専門化した存在であり、 すべての組織が目的によって規定される、 と続ける。 「これに対し、社会、コミュニティ、家族は、  血縁、言語、文化、歴史、地域など、  人を結びつける絆によって規定される。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■上司に成果をあげさせよ(3)■~不意打ちから守る~

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 おはようございます。 今日も朝からまぶしい陽が射す高知です。 8日の宮崎沖の地震に続いて昨日は 神奈川県での内陸地震。 南海トラフがタイミングを狙いながら蠢いているようで、 不気味です。 そんな中、よさこい祭りは予定通り開催、 今日から街中に爆音が溢れますよ。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの原点』から ドラッカーは、 上司を改造し、 経営学の教科書に書いてある 理想的上司のモデルに 仕立て上げようなどと 考えてはならない、 とする。 そしてあるがままの上司が、 個性ある人間として 存分に仕事ができるようにすることが 部下たる者の務めであり、 さらには、上司を不意打ちから守るという もう一つ務めがあると続ける。 ドラッカーは、 ビジネスの世界にうれしい不意打ちはなく、 責任のあることについて不意打ちをされることは、 恥をかかされ、 傷つけられることになるからだとし、 さらに続ける。 上司をマネジメントすることが 重要であると認識している者が、 あまりに少なく、 困ったことには、 上司をマネジメントできることを 知っている者もあまりいないとする。 「上司についてこぼしはしても、  彼らをマネジメントしようと試みる者はさらにいない。  しかし、上司のマネジメントはかなり容易である。  部下のマネジメントよりもはるかに容易である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■上司に成果をあげさせよ(2)■~直接本人に聞かなければならない~

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 おはようございます。 東の空からまぶしい陽が射し始めた 高知の朝です。 暦だけの立秋、今日も猛暑は続きます。 今日は、長崎原爆の日、 多くの市民が犠牲となった。 過去ごとではない。 世界には今も戦下で怯え犠牲になる市民が 増え続けているという現実を忘れてはならない。 犠牲者への鎮魂と平和を祈念したい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの原点』から ドラッカーが、 上司に成果をあげさせることが、 組織に成果をあげさせ、 全人類の福祉に貢献させることだ、 とした。 そして上田さんは、 上司に対する対処方法に 悩まない者はおらず、 大勢の人が教えてもらいたがっている、 と続ける。 ドラッカーの答えは簡単で、 仕事で成果をあげている者ならば、 皆知っているはずのことで、 つまり上司の強みを生かすことだ、 とする。 部下自身が成果をあげることが 鍵でもあり、 昇進していく上司の部下になることが、 成果をあげるためのベストの方法であるが、 念には念を入れなければならないとする。 「上司が成果をあげるためには、  自分が行っていることのうち、  何が役に立ち、  何が邪魔になっているのかを  直接本人に聞かなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■上司に成果をあげさせよ(1)■~全人類の福祉への貢献~

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 おはようございます。 今朝も晴れの高知です。 今日も猛暑になります、 熱中症に気を付けましょう。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『プロフェッショナルの原点』から ドラッカーは、 現実は企業ドラマとは違い、 部下が無能な上司を倒し、 乗り越えて地位を得るなどということは 起こらないとする。 そして、 上司が昇進できなければ、 部下はその上司の後ろで 立ち往生するだけである、 と続ける。 上田さんは、 いかにして機能する社会をつくり、 組織に成果をあげさせ、 一人ひとりの人間に 自己実現させるかを ドラッカーは考えたのだ、 と指摘する。 そしてそのすべて、 社会的存在としての 人間の幸せのためである、 と続ける。 「そのドラッカーが、  上司のマネジメントの仕方を教える。  なぜと問うならば、  あなたが上司に成果をあげさせることが、  組織に成果をあげさせ、  全人類の福祉に貢献させるからだと答える。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■組織を通じて成果をあげる(2)■~アウトプットの結合~

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 おはようございます。 明るい陽射しの高知の朝です。 一日晴れですが、合間に小雨もあるかもです。 水曜日、休肝日明けです。 熱中症と飲みすぎ注意報が出されます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 知識労働者には、 肉体労働者には必要のないことが 必要とされる、 とした。 すなわちそれは、 自らのアウトプットを 他の者に供給し、 他の者のアウトプットと 結合させなければ 成果とはならないということだ、 と続ける。 上田さんは、 組織に働く者は、 成果をあげることを要求されながら、 時間は他人に取られ、 雑用に追われ続けるという、 いたって困難な状況にある、 とする。 ドラッカーは次のとおり指摘している。 「成果をあげるよう  意識して努力しない限り、  まわりを取り巻く現実が、  知識労働者を無価値とする。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■組織を通じて成果をあげる(1)■~自身の自己実現の前提~

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 おはようございます。 薄い雲が広がる高知の朝です。 東の空が淡いピンクに染まってます。 今日は広島原爆の日。  79年前、 業火に包まれ多くの市民が 命を奪われた。  あらためて犠牲者のご冥福を祈り、  平和の誓いを新たにしたいと思います。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 今日では、知識を基盤とする組織が 社会の中心であり、 知識や理論を使うよう 学校で教育を受けた人たちの ますます多くが 組織で働いているとする。 そして彼らは、 組織に貢献して初めて 成果をあげることができる、 と続ける。 ドラッカーは成果をあげることは、 新入社員であろうと中堅社員、 経営幹部であろうと、 彼ら自身の自己実現の前提だという。 「しかも知識労働者が生み出すものは、  それだけでは役に立たない。  知識労働者には、  肉体労働者には必要のないことが  必要とされる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■「情報力」は何を意味するか(2)■~利用可能な情報への転化~

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 おはようございます。 東の空が赤く染まり始めた高知の朝です。 今日は一日晴れの真夏日、 日向は猛暑ですよ。 お気を付け下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『未来への決断』から 上田さんは、 かつては、とにかく情報を持つことが 勝利への道だったが、 人間の行動に結びついて初めて 知識となることになったとした。 そして、それは軍隊でも企業でも同じだったが、 今では、誰でもクリックするだけで 世界中のあらゆることについて情報を得られると続ける。 その結果、情報力とは情報を入手する力ではなく、 情報を解釈して利用する力を意味することになったため、 今やユーザー自身が、 情報の専門家にならなければならない。 ドラッカーは、 コンピュータを扱う人たちは、 より速いスピードと より大きなメモリーといった、 技術的な関心を持つとし、 さらに続ける。 「しかし、  問題はもはや技術的なものではない。  いかにデータを利用可能な情報に転化するかである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■「情報力」は何を意味するか(1)■~データは情報の原石にすぎない~

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 おはようございます。 まぶしい陽の射す高知の朝です。 夕方には一雨ありそうですが、 気温は下がりません。 熱中症に注意しましょうね。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『未来への決断』から ドラッカーは、 データは情報ではなく、 情報の原石にすぎず、 原石にすぎないデータが情報となるには、 目的のために体系化され、 仕事に向けられ、 意思決定に使われなければならない、 とする。 上田さんは、 情報の専門家とは、 道具としての情報をつくる者であるが、 道具としての情報を、 何のために、 いかに使うかを決めるのは 情報のユーザーであるとする。 そのためにはユーザー自身が、 情報に精通しなければならないが、 ほとんどの者が、 自らの意思決定において 情報の持つ意味を考えていない。 「情報は、  人間の行動に結びついて初めて知識となる。  かつては、とにかく情報を持つことが  勝利への道だった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識に伴う新たな「責任」(2)■~知識の未来を左右する~

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 おはようございます。 東の空が赤く染まり始めた高知の朝です。 今日は少し曇りそうですね。 日差しが少ないとほっとします。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『イノベーターの条件』から 上田さんは、 今日では知識が権力を握り、 機会と栄進への道となり、 もはや学者は 脇役でなく主役である、 とした。 そして知識は、 必ず耳を傾けられる存在になり、 安全保障や経済に関して、 政策を左右する者になった、 と続ける。 若者の人格の形成まで委ねられ、 知識ある者は貧しくさえなくなった。 ドラッカーは、 仕事の基盤が知識へ移行したことが、 知識にかかわる者に 新たな責任を課すとし、 さらに次のとおり続ける。 「それらの責任をいかに引き受けるか、  いかに果たすかが知識の未来を左右する。  知識そのものに未来がありうるかを決める。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識に伴う新たな「責任」(1)■~知識が権力を握った~

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 おはようございます。 今日も快晴の高知の朝です。 8月に入って木陰の空気は いくらか涼しく感じるようになりましたが、 強烈な日差しにはお気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『イノベーターの条件』から ドラッカーは、 技能の発見が文明をつくり出したが、 今日再び人類は大きな発展を 遂げようとしているとする。 そして、 われわれは仕事に知識を使い始めたが、 これまでの頼りない歩みを見ても、 知識の仕事への適用が 心躍る偉業となることは 明らかだと続ける。 上田さんは、 歴史上、少なくとも西洋では、 知識ある者が権力を持ったことはなく、 飾りにすぎず、知識に魅力はあったが 権力ではなかったとする。 「ところが今日では知識が権力を握った。  機会と栄進への道となった。  もはや学者は脇役でなく主役である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識の意味が変化した(2)■~社会と文明の転換~

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 おはようございます。 今朝も晴れている高知の朝です。 東の空にソリッドな月が薄く浮かんでます。 今日も猛暑ですよ、 熱中症に気を付けましょう。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から 上田さんは、 知識が意味するものについて 二派の対立があったものの、 知識とは効用を与えるものではない、 ということが意味しないものである ということについては、 完全な一致があったとした。 ところが1700年以降、 わずか50年の間に テクノロジー(技術)が発明されたが、 それは技能たるテクネに、 体系を表すロジーをつけた言葉だった、 と続ける。 ドラッカーは、 数千年にわたって発展してきたテクネ すなわち秘伝としての技能が、 初めて体系化され公開されたとし、 さらに次のとおり続ける。 「これこそが、  やがてわれわれが  産業革命と呼ぶことになったもの、  すなわち世界的規模で引き起こされた  社会と文明の転換の本質だった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)