■組織とはいかなる人間集団か(2)■~限りなく多元的な組織社会~

 おはようございます。


曇り空の高知の朝です。


宮崎・神奈川地震、南海トラフ、パリ五輪、よさこい、

東北台風、米大統領選、金融市場変動など、

猛暑の連休は慌ただしく過ぎました。


盆休みで引き続き休暇の人も多いと思いますが、

色々ご注意ください。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『ポスト資本主義社会』から



上田さんは、

組織は目的によって規定されるが、

社会、コミュニティ、家族は、

血縁、言語、文化、歴史、地域など、

人を結びつける絆によって

規定される、

とした。



そして今やあらゆる先進社会が

組織社会となり、

社会的な課題のほとんどが

組織によって遂行されている、

と続ける。



さらに、政治学者や社会学者は、

政府、企業、コミュニティ、

家族について論じるが、

組織そのものは、

政治学、経済学、社会学の

用語にはなっていない、

とする。



ドラッカーは、

組織はいまだに政治学者や

社会学者が正常と見なしている

諸々の前提に合致しない存在であるとし、

さらに続ける。





「彼らが正常と見なしているのは、


 中央集権国家が支配する一元的な社会である。


 これに対し、すでに現実となっているものは、


 限りなく多元的な組織社会である。」




(『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)


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