■必要不可欠な作業■~関係分析の結果に従う~
ドラッカーは、活動間の関係は、
重要な意味あるものだけに限らなければならないとした。
ドラッカーは、この原則に立つとき、職能を類似技能の集合として
扱っていることは、大きな誤りであるとする。
例えば、プランニング活動としての計画策定という職能は、
人員に関するものと生産に関するものをひとまとめにしてはならない
ということである。
生産に関するプランニング活動は生産部門に入れなければならない。
このことによって、プランニングの担当者を生産部門の現場に近い場所に
位置づけることができる。
生産に関するプランニングの担当者は生産部門が属すべきところなのだ。
ドラッカーは、これまで見てきた活動分析、貢献分析、決定分析、
関係分析の四つの分析は、あらゆる企業にとって、必要不可欠な作業であり、
しかも必ずうまく行わなければならない作業であるとする。
「活動分析、貢献分析、決定分析、関係分析の四つの分析は、
さほど手間のかかるものではない。
いかなる場合においても、これらの分析をおろそかにしてはならない。
あらゆる企業にとって、必要不可欠な作業であり、
しかも必ずうまく行わなければならない作業である。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)
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