■体系が技能を方法論に変えた。■~挿話を情報に変えた。~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
知識と技能に関わるこの変化こそ、
知識の歴史における最大の変化である。
体系が技能を方法論に変えた。
つまり、エンジニアリングであり、
科学的、定量的手法であり、
医学の診断などの方法論であった。
このような一般知識から専門知識への重心の移行が、
新しい社会を創造する力を知識に与える。
この新しい社会は、専門知識と
専門家としての知識労働者を
基礎として構成される。
しかしドラッカーは次のとおり
深い問題を投げかける。
”しかしそのとき、価値やビジョンや信条に関わる問題、
すなわち、社会を社会とし、
一人ひとりの人生を意味あるものにすることに関わる
あらゆる種類の問題が生じる。
さらに、まったく新しい問題が生ずる。
専門知識の社会において、
真に教育ある人間の要件は何かという問題である。”
「それらの方法論は、個別的な経験を
普遍的な体系に変えた。
挿話を情報に変えた。
技能を、教え学べるものに変えた。」
~『プロフェッショナルの条件』
(1章 ポスト資本主義社会への転換)
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