■生産手段の所有者■~道具として組織を見る~

おはようございます。

台風一過のような
さわやかな風が心地よく感じる、
川崎の朝です。

しかし日中は、突風、雷雨の
おそれがありますので、
十分な注意を!

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、社会的問題に対して、
政府も企業も取り組むことは
できないとした。

それでは再度、
”知識社会における社会的な課題には誰が取り組むのか?”
を問う。

教育、医療、アルコール中毒、麻薬などの問題は、
雇用主である組織の力の及ばない問題である。
雇用主たる機関は組織であり、
その本質が変わることはない。

そのような組織と個人の関係は、
かつてのコミュニティと成員との関係のような、
二方向の絆とはなりえない。

しかも今日、高度の知識をもつ知識労働者は、
自らの目的を達成するための道具として
組織を見るようになっている。

そのため彼らは、組織の一員であることを強い、
自らの志を組織の目的や価値に
従属させようとすることには
抵抗するようになっている。

ドラッカーは、この傾向は必然であるとする。




「なぜならば前述したように、

 今日知識をもつ者は生産手段の所有者であり、

 自らがより大きな成果をあけられるところ、

 より大さな自己実現を行えるところ、

 さらにはより大きな達成の機会があるところへ

 移ることができるからである。」


~『イノベーターの条件』
(3章 20世紀の変化の本質は何か)

































































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