■知識は普遍である。■~競争の激しい社会~

おはようございます。

安保法案審議が参議院で行われている。
専門家の多くが憲法違反としているなかで、
政府は憲法解釈の仕方の問題で、
憲法違反ではないとする。

この憲法解釈で運用が可能であるという考え方が、
揺るぎない基準であるはずの憲法を
ないがしろしていると野党は問うている。
”法的安定性”である。

黒と白の2色でオセロゲームは成立する。
そこに灰色のワイルドカードが登場すると
ゲームにならない。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、
知識社会では、知識の獲得と
分配の問題が、
政治の中心的課題になっても
おかしくないとした。

そして、その知識社会は、
これまでのいかなる社会よりも
競争の激しい社会であるとする。

成果は知識に基づいて生み出され、
その知識は一人だけのものではない。
今日の知識は瞬く間に昨日の知識になり、
自分の知識は一瞬のうちに他人の知識になる。

これが競争社会を必然とする原理である。

その昔、農民の子は農民、漁師の子は漁師、
大工の子は大工にしかなれず、
自分の生まれた階層から脱出する機会はなかった。

しかし知識労働者は、自らが持つ知識が
初歩でも高度でも、少量でも大量でも、
本質的に彼らは専門家である。

”知識は専門化することによって成果をあげる。
専門化するほど大きな成果をあげる。”




「知識は普遍であり、

 成果をあげられないことの弁解ができなくなる。

 恵まれない国というものがありえなくなる。

 あるのは無知な国だけである。

 このことは、あらゆる企業、組織、産業についていえる。

 一人ひとりの人間についていえる。」


~『イノベーターの条件』
(3章 20世紀の変化の本質は何か)



























































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