■勝利を不動とするための敗北■~到来すべき千年王国~

おはようございます。

久しぶりの、
快晴で迎えた川崎の朝です。

梅雨の合間の晴れ間、
暑い週末になりそうです。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



19世紀の開明派や
ダーウィン主義に
満足できなかった人たちのためには、
マルクスが、はるかに複雑で
深遠なビジョンとして、
まさに世界が腐敗し
欠陥に満ちているがゆえにこそ
到来すべき千年王国を提示した。

マルクスの千年王国は、
階級なき社会の恒久的完成という
不可能事であるがゆえにこそ約束される、
という黙示録的予言だった。


「マルクスは、19世紀の楽観論の

 敗北を認めた。

 だが、それは来るべき勝利を

 不動とするための敗北だった。」


~『イノベーターの条件』
(付章 もう一人のキルケゴールー人間の実存はいかにして可能か)







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