■素朴な楽観論の極み■~最終的に解決されるとの確信~

おはようございます。

どんよりと雲が浮かぶ川崎の朝です。

梅雨といっても、雨が少ないですね。
過ごしやすくはあるけど、
どうなんでしょうかね。
いろいろと。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


19世紀の開明的な人たちは、
『夜明け前がもっとも暗い』を
金言とした。

しかしドラッカーは、
この金言は、比喩的な意味においても、
文字どおりの意味においても誤りだった、
と続ける。

この素朴な楽観論の極みが、
ドイツの生物学者エルンスト・ヘッケルが
世紀の変わり目に書いた書物だった。

彼は、人類に残された問題はすべて、
一世代のうちに、ダーウィンの生物学と
ニュートンの物理学によって、
決定的かつ最終的に解決されると断言した。




「皮肉なことに、

 それはダーウィンの生物学と

 ニュートンの物理学の世界が、

 まさに崩壊しようとする直前だった。

 だが、われわれの祖父の時代に、

 ヘッケルの『宇宙の謎』は数百万部を売り上げた。」


~『イノベーターの条件』
(付章 もう一人のキルケゴールー人間の実存はいかにして可能か)







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