■進歩への信奉■~19世紀に特有の確信~

おはようございます。

真っ青な空が広がる
川崎の朝です。

北海道で行方不明になっていた大和君が
無事発見された。
若い命が救われたことはなによりだ。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



これは、人間の実存についての
恐ろしく悲観的な見方であって、
持つに値しないものであるかに見える。

事実19世紀において、
これは異常かつ病的なものに見えた。

しかしここで、
19世紀の楽観主義が
何をもたらすかについても
見ておかなければならない。

なぜなら、キルケゴールに
洞察を与えたものこそ、
19世紀の楽観主義に対する分析と、
それが最終的に
もたらすであろうものについての
洞察だったからである。

19世紀の教義は、
永遠は時間によって到達しうるという。
これこそが、
まさに19世紀に特有の確信であり、
人類の思想に対する
一つの新しい貢献である。


「真理は社会において、

 多数決によって確定できる。

 不変なるものは変化によって実現される。

 これこそまさに、必然としての

 進歩への信奉である。」


~『イノベーターの条件』
(付章 もう一人のキルケゴールー人間の実存はいかにして可能か)







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