■倫理への逃避■～理性を、徳性と人生に結びつける～

おはようございます。

今にも雨になりそうな
雲が浮かぶ川崎の朝です。

選挙権年齢が明日から
１８歳以上に引き下げられ、
２４０万人が新たに有権者に加わる。

このところの市民運動で、
学生の姿が多くみられたが、
ぜひ多くの新有権者が
政治状況に興味を持ち、
権利を行使して欲しい。

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∬ちょこっと、ピーター．ドラッカー∬



ドラッカーは、
他方１９世紀の教義は、
純粋に倫理的なものに逃れることにより
出口を見つけ出そうとした、
とする。

そして、カントやヘーゲルなどの
ドイツ理想主義の哲学体系が、
理性を、徳性と人生に結びつけることによって
時代を支配することになった。

倫理やイエスに人間の理想像を見る
プロテスタンティズムや、
カントの無私の奉仕などの倫理的命題が
役割を果たそうとした。

しかしここでも、ちょうど
２０００年前と同じように、
人間の実存に基盤を
与えることはできなかった。



「倫理的な概念は、

　道徳的な高潔さと偉大さをもたらす。

　半ばプルタークに半ばニュートンに基礎を置く

　１９世紀のヒュー了一ズムは、

　確かに高貴だった。」


～『イノベーターの条件』
（付章　もう一人のキルケゴールー人間の実存はいかにして可能か）