■キルケゴールの答え■～絶望でも悲劇でもない実存～

おはようございます。

湿気を帯びた雲がどんよりと広がる川崎の朝です。

強い雨域が西日本から段々と広がってきます。

お気を付け下さい。

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∬ちょこっと、ピーター．ドラッカー∬



ドラッカーは、
唯一の結論としてありうるのは、
人間の実存は、
悲劇と絶望における実存においてのみ
可能ということになるのか、
と問いかける

自我を殺し、涅槃すなわち
無の境地に立つことにのみ
唯一の答えを見る
東洋の聖人たちが正しいのか。

キルケゴールは、
もう一つの答えを出す。


「人間の実存は、

　絶望のなかではない実存、

　悲劇のなかではない実存として

　可能であるとする。

　それは、信仰における実存として可能である。

　罪業の反意語は、徳行ではない。

　信仰である。」


～『イノベーターの条件』
（付章　もう一人のキルケゴールー人間の実存はいかにして可能か）