■性的な抑圧との関係■~アメリカで始められたこと~

 おはようございます。


熱帯夜明けの川崎の朝、

まぶしい日が射します。


今日は終戦の日、戦後75年となる。


戦争を知らない世代がほとんどとなり、

その悲劇、悲惨さが風化していく。


この悲劇も人のサガが生み出すしたものであり、

それを反省し再演を押しとどめることも

人としての責任。


土曜日、今日も一日健やかにお過ごしください。


----------------------


∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

精神分析の登場は、

とくにアメリカでは、

性に対する

ビクトリア朝時代の抑圧が

背景にあると説明されるが、

イギリスやオーストリアに

そのような抑圧はなかった、

とする。



それどころか、

一九世紀末のウィーンは、

性に関してはいたって放縦で、

そもそもフロイト自身が

性的な抑圧などというものに

言及したことがなかった、

と続ける。




「精神分析を


  性的な抑圧との関係で


  説明することは、


  かなり時代を下って、


  しかもアメリカで始められたことだった。


  ウィーンっ子には


  考えさえ及ばないことだった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)

コメント

このブログの人気の投稿

■距離を消滅させたeコマース(1)■~産業革命における鉄道~

■イノベーションの三つの心得(3)■~世の中を大きく変えるもの~

■なぜ企業家精神が必要とされるのか(2)■~継続していく企業家社会~