■学習することのできる近代医学■~手術を可能にした世代~

おはようございます。

曇り空、湿気溢れる空気、
朝から蒸し暑い川崎です。

梅雨明け以来気温上昇。
今日も真夏日、
水分補給を十分に。

火曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
フロイトが、
患者は人間ではなく、
診療の対象として扱わなければ
ならないとしたことについて、
そのような考えは、
医師の志を否定し、
医師が大切にしているものを
辱しめることを意味する、
とした。


しかし、この精神分析の倫理性以上に
問題とされたのが、
その診断だった、
と続ける。


フロイトは近代医学の第二世代に属していたが、
近代医学は、100年余にわたる懐妊期を経て、
フロイトが生まれる数年前に
ようやく開花したところだったため、
フロイトの世代は、診断し、治療し、教育し、
学習することのできる近代医学なるものを
可能にしたものが何かを
知っているはずの世代だった。







「そのうえ、フロイトの世代は、

 細菌学の力によって

 伝染病の予防と治療を可能にし、

 麻酔と消毒の力によって

 手術を可能にした世代だった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)

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