■近代医学なるもの■~それぞれの原因、症状、治療~
おはようございます。
曇り空、蒸し暑い川崎の朝です。
既に25度超え、日中は
熱中症厳重注意レベルに上がります。
水分補給とマスク、
まさしく暖房と冷房の同時稼働、
気を付けましょう。
水曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
近代医学と呼ばれるものは、
フロイトが生まれる数年前に
ようやく開花したところだったため、
彼らの世代は、診断し、治療し、教育し、
学習することのできる
近代医学なるものを
可能にしたものが何かを
知っているはずの世代だった、
とした。
そして、1700年頃オランダのブールハーフェと
イギリスのサイデンハムから始まった
近代医学への準備は、
いわば壮大な理論体系を
諦めることによってなされたが、
まさに近代医学は、
病気は多様であって、
それぞれの原因、症状、
治療を持つとの考えから進歩を始めた、
と続ける。
ドラッカーは、
すでに細菌学は、あらゆる感染症が、
それぞれの媒体によって運ばれる細菌によって、
それぞれの肉体上の部位において
発症することを明らかにしていた、
とする。
「したがって、すでにフロイトの時代には、
ブールハーフェとサイデンハムからの逸脱は、
医学ではなく妄想と
位置づけられるようになっていた。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)
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