■フロイトの壮大な試み■~学界の疑念を共有していた~
おはようございます。
曇り空の川崎、幾分涼しい朝です。
昨日は雷被害も多発、
今日も午後から大気不安定になりそうですね。
コロナ、熱中症、雷に要注意です。
日曜日、健やかな休日をお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
フロイトがこのような
フロイト的錯誤を必要としたのは、
自らのもつあまりにユダヤ的なものを
正面から認めることが
苦痛だったからに他ならない、
とした。
しかし、最も重要なフロイト的錯誤が、
学界によるフロイト無視の件だった、
と続ける。
そしてドラッカーは、
彼はウィーンの医学界による否認を
抑圧しなければならなかったが、
そのためには、
彼らがフロイトを問題とせず、
疑問とせず、拒絶せず、
単に無視したとするしかなかった、
とする。
「私はフロイト自身が、
精神分析に対する学界の疑念を
共有していたのではないかと思う。
だが彼としては、
そのような疑念について
論ずるわけにはいかなかった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)
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