■貧困恐怖症が強迫観念■~蔓延する不安~

 おはようございます。


ほんのりと明るい空、

まだ穏やかな空気の川崎の朝です。


日中は猛暑、

今日もスコールの可能性がありますので、

要注意です。


月曜日、今週もよろしくお願いします。


----------------------


∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

あの頃ウィーンで

抑圧されていたのは、

性ではなく金銭だった、

とした。



そして、フロイトが成人した頃のウィーンでは、

まともな家では金銭のことを慎重に避けて、

子供と話すこともなかったが、

金は親にとっても子にとっても、

最大の関心事であり、

それは急激な経済発展が

行なわれている社会に共通の現象だった、

と続ける。



ドラッカーは、

この金銭に対する抑圧が、

貧困恐怖症として

子供時代の中産階級の

強迫観念になっていた、

とする。




「わが家は貧乏になるのではないか、


 これでは収入が足りないのではないか、


 家族の期待に応えていないのではないか


 といった類の不安が蔓延していた。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~