■患者は人間ではなく診療対象■~患者は親身さを求める~
おはようございます。
快晴の川崎の朝です。
昨日関東地方も梅雨明け、
早速真夏の気温。
コロナ感染は連日記録更新、
地方での増加、
そろそろGoToスタートの
影響が出始めるんでしょう。
猛暑に中、
マスクの下は汗びっしょりですが、
人の少ないところで、
外しながらを歩きましょう。
日曜日、健やかな休日をお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
フロイトは、無料診療を行う
という考えを馬鹿にし、
それに同調する医師も出てきた
とした。
そして、それ以上に問題にされたのが、
医師は患者と関わりを
持つべきでないとする
フロイトの考えだった、
と続ける。
たしかに医師たる者は、
患者の悩み、苦しみ、死にさえ、
慣れなければならないし、
自分の家族は診ないという
慣わしには理由があった。
とはいえ、彼らのほとんどが、
親身の診療こそ最高の薬である
との信念を持っており、
親身さが骨折を治すわけではなくとも、
患者は親身さを求めると考えていた。
「ところがフロイトは、
患者に思いやりを示すべきではなく、
関心さえ示してはならないとした。
患者に関心を持つことは、
依存を起こさせ、
治療と回復を遅らせると主張した。
患者は人間ではなく、
診療の対象として
扱わなければならないとした。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)
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