■無意識下の性的衝動が原因■~1回50クローネの治療~

おはようございます。

朝からまぶしい日射し、
蒸し暑い川崎です。

これからさらに気温上昇、
熱中症に警戒を。

今日は広島原爆の日。
原爆投下により多くの市民が無差別に
命を奪われてから75年。
あらためて犠牲者のご冥福を祈り、
平和の誓いを胸にしたいと思います。

木曜日、今日も一日健やかにお過ごしください。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
近代医学は、
病気は多様であって、
それぞれの原因、症状、
治療を持つとの考えから進歩を始めた、
とした。


そして、そこへ登場したものが、
あらゆる精神障害を
同一のメカニズムによって説明しようとする
フロイトの精神分析で、
彼らは、精神と神経の病の多くが、
無意識下の性的衝動を原因とするとした、
と続ける。



ドラッカーが生まれる前の1900年頃、
ウィーンの医師会のパーティで
モリエールの『気の病』をパロディ化した寸劇が演じられ、
そこで親分格の医師に次のセリフがあったが、
それは医師会のパーティで演ずるには、
かなり度のすぎたパロディであった。


ところがこれが大受けして、
精神分析医たちまでが、
涙が出るほど笑いこけたとのことだった。




「患者が母親を愛しているのならば、

 それが神経症の原因だ。

 憎んでいるのならば、

 それが神経症の原因だ。

 症状がどうあろうと原因は同じだ。

 治療法も同じだ。

 あと19回の1時間治療が必要でござる。

 1回50クローネでござる」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)

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