■本執筆のための調査■~副会長ドナルドソン・ブラウン~
おはようございます。
東が明るくなり始めた
高知の朝です。
昨日に続き今日も夏日となりそうです。
寒暖の差にお気を付け下さい。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
1943年の秋、
ドラッカーにGM副社長の
ポール・ギャレットから
経営上層部についての
調査依頼の電話があった。
この依頼のおおもとの出所が
誰なのかは、
いまだに不明で、
誰に訊いても
首を横に振るだけだった、
と続けた。
ドラッカーは、
この案件を引き受けるのに先立って、
社内の各部門を
訪問させてもらえるかと質問し、
当時の副会長
ドナルドソン・ブラウンのもとを訪れた。
ドラッカーは、
自分を招き入れた張本人は、
ブラウンではないだろうかと考えていたが、
それはともかく、
ブラウンに次のとおり提案をした。
「この仕事はお引き受けできません。
社内のどなたも、
わたしに心を開かないでしょうから。
みなさん、経営陣が送り込んだ
スパイとしてわたしを見るでしょう。
......ですが、ひとつだけ方法があります。
この国では、本を執筆するために
調査をしていると言えば、
あらゆる協力を引き出せます」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第1章 チャンスは自分でつかみとるもの)
コメント