■1946年刊行の『企業とは何か』■~一握りの幹部が出す命令~
おはようございます。
未明の高知は既に雨降り、
一日降ったりやんだりのようですね。
昨日は真夏の暑さでしたが、
今日は日射が少ない分
いくらか涼しそうです。
月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーが、
GMの調査結果を出版したところ、
飛ぶように売れた。
クレイムズは、この1946年刊行の
『企業とは何か』を通して、
世の人々は初めて、
GMもしくは大企業の中枢における
マネジメントについて、
ありのままを知ったのだ、
と続ける。
そして、
この記念碑的な作品は、
分権制という、
実務に近い人々に
判断の権限を委ねる
仕組みの利点を説いており、
刊行から何十年もの間
多くの読者を惹きつけることになった、
とする。
分権制は『企業とは何か』にかぎらず、
ドラッカーの他の著作でも
大きなテーマとして扱われている。
ドラッカーの信念は次のとおりだった。
「事業内容が
多岐にわたっているにもかかわらず、
一握りの幹部が
全社に向けて命令を出すようでは、
大企業の経営は立ち行かない」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第1章 チャンスは自分でつかみとるもの)
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