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10月, 2019の投稿を表示しています

■新聞雑誌的な雑知識■~知識をばらばらにする~

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おはようございます。 所々に薄い雲が浮かぶ空が 段々と明るくなりました。 今日からはしばらく晴れ、 気持ちの良い秋日が続きそうですね。 沖縄首里城で火災発生、 現時点でまだ延焼中、 沖縄の象徴でもある世界文化遺産、 最小限の被害に留まることを願います。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識はある種の入力にすぎず、 出力になるためには 統合され凝縮されなければならない、 とした。 そして、もし知識をばらばらにしてしまえば、 得られるものはほとんど 何もなくなってしまうと続ける。 そのときに得られるのは、 知識ではなく、 新聞雑誌的な雑知識にすぎない。 「最後に、こんなお話で締めくくりましょうか。  私たちには、知識の基準が  ひとつだけ存在することがわかっています。  卓越、ということばは   大げさかもしれないので、  私はこのことばを使う気がしません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識はそのものを変える■~出力には統合が必要~

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おはようございます。 朝焼けの空が、 淡いピンクに染まる朝です。 今日からしばらくは秋晴、 もう11月ぐっと秋が深まるんでしょう。 休肝日明けの水曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメントには、 今までとは違った手法が 必要だとした。 そして、私たちは普段、 仕事をそのような目で 見ていないから、 これは簡単には信じられない手法だ と続ける。 知識は知識そのものを変える、 すなわち知れば知るほど 知識は変化する、 という前提を頭に置くところから 始めなければならないとする。 「知識はある種の入力にすぎない、  出力になるためには  統合されなければならない、  という前提があるのです。  知識は凝縮されなければならない、  という前提もあります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識のマネジメント■~今までとは違った手法~

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おはようございます。 未明の空は真っ暗です。 今日はまた雨模様、 寒い一日になりそうです。 明日からは気持ちの良い 秋晴れが続きそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ここで冒頭の、 調査研究所のディレクターが突きつけてきた 「研究開発の場における知識は果たして マネジメントできるのかどうか」 という問題に戻ろうとする。 そして、答えはわからないが、 それでもとにかく、 知識をマネジメント しなければならないことや もしマネジメントしなければ、 コストがかかるばかりで 何も生み出せないことも、 私たちは理解している、 と続ける。 「しかも私たちは、  マネジメントに  今までとは違った手法を  取らなければならない、  つまり、いくつか一般的でない前提のもとに  取りかからなければならないことも  わかっているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■生産性のモノサシ■~無能であるかの計測~

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おはようございます。 未明の朝は雲の多い 暗い空模様です。 今日は晴れ、しかし明日はまた 雨が降りそうですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識をどのようにして計測し、 評価すればよいのかを 考え抜くことが 知識労働を成果の達成に 集中させられるためには必要であるが、 その成果のひとつの生産性は、 情けないほど低いのが実情だ、 とした。 そして、その原因は、 人が一生懸命働いていないからではなく、 私たちが生産性の本当の意味を 理解していないからだと続ける。 肉体労働でも、 生産性を計測する際に、 どれほど汗をかいたか、 どれほど辛い仕事なのか、 何時間働いたのか といったことをそのモノサシにするという 同じ間違いをおかした。 ドラッカーは、 フレデリック・テイラー以前、 一般的な生産性の計測のモノサシは、 帰宅したとき労働者が どれほど疲れているかにあった、 とする。 「これはとても生産性の計測と  言えたものではありません。  これではいかに無能であるか、  の計測です。  私たちは今、知識労働でも、  これと同じことを続けているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■成果のひとつが生産性■~知識労働を成果に集中~

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おはようございます。 薄曇りの朝、 今日は一日スッキリしない天気。 今日は自宅でのんびりです。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 仕事は計測の対象でなければならない、 とした。 そして、 知識労働、ということばを聞かされると、 実にたくさんの人が 『私たちのすることは計測できない』と 感じるものだ、 と続ける。 その意味では、 知識は計測できる対象ではないので、 どのようにして計測し、 評価すればよいのかを 考え抜くことを 学ばなければならないとする。 「私は、これができて初めて、  私たちは知識労働を  成果の達成に  集中させられると考えています。  その成果のひとつが生産性です。  これは情けないほど低いのが実情です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■仕事は計測の対象■~心構えの問題ではない~

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おはようございます。 淡い雲の間から段々と 青空が見え始めた朝です。 昨日はまた豪雨、今日は晴れそうです。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織を構築するために必要なのは、 他の分野で進んでいるイノベーションを よく把握している科学技術者だということになる、 とした。 しかし、私たちはまだ 計画的に組織を構築する方法が わかっていないと続ける。 それでも私たちは、 それを勉強する必要に迫られるだろう。 ドラッカーは、最後にお話ししたいのは、 この勉強は仕事であって、 心構えの問題ではない、 ということだとする。 「仕事は計測の対象でなければなりません。  ところが、私がこの計測ということばを  使って話をすると、  いつも相手はとまどって  『私たちのすることは計測できない』  と言うのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■どのように構築するのか■~イノベーションの科学技術者~

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おはようございます。 朝から雨、これから夕方までは しっかりと降り続けそうです。 寒い一日になりそうですので、 お気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 重要な新しい進歩は専門外から もたらされるものであるなら、 基盤となる専門領域を維持しながら、 その一方では外部で起こっている さまざまなイノベーションの意味も 的確に把握しなければならない、 とする。 そして、そういう現実に合わせて、 組織を構築するために 専門領域は必要不可欠な基盤ではあるのが、 それは当座のこと、 あくまでも一時的なものなのだ、 と続ける。 そうなると、どのように組織を 構築すればよいのだろうか。 「実にたくさんの会社が、  ある専門領域の達人を  研究開発担当ディレクターに  据えるだけではおぼつかないことを  学んできています。  つまり、必要なのは、  他の分野で進んでいるイノベーションを  よく把握している科学技術者  ということになります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■血統はほんの一握り■~冶金学や材料科学から生まれたもの~

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おはようございます。 薄暗い雲が空を覆っています。 昨日の快晴から一変、 肌寒い一日になりそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 重要な新しい進歩は、 専門分野の外部からもたらされるものだ、 とした。 そして、同じことが、 コンピューターの原型にも 当てはまると続ける。 コンピューターそのものの血統を 受け継いでいる部分は、 ほんの一握りで、 その大半は、 他の研究分野の産物だとする。 マツダが作っているロードスターも同じで、 自動車のデザインから 生まれた発想はひとつもなく、 冶金学から生まれたものもあれば、 材料科学から生まれたものもある。 「なぜなら、このスポーツカーのボディーには、  複合材料やプラスチックといった類のもの  ― 一般的な自動車のエンジニアが  誰ひとりとして学んだことがないと  私が確信を持って言えるあらゆる種類のもの―  が使われているからです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■進歩は外部から■~一人ひとりがスペシャリスト~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな快晴の朝です。 秋が日一日と深まり、 今朝はこの秋一番の冷え込みでした。 休日明けの週中日、 今日も一日頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果というものは さまざまな専門的な知識を 結集することによって 生まれるのだとした。 したがって、ひとりひとりが スペシャリストになる必要がある、 と続ける。 そして、知識における重要な新しい進歩は、 スペシャリストの専門分野からではなく、 外部からもたらされるという、 奇妙な特質があるとする。 このことは、 どのような専門分野にも当てはまるが、 たとえば、歴史という学問の進歩は、 精神分析学や心理学、経済学、人口統計、考古学など 外部の分野からもたらされている。 「これらはみな、  私の学生時代には、  歴史学者の誰ひとりとして  耳にしなかった学問領域です。  もし学生が耳にしたとしても、  その先生から  『いいかね、君は歴史資料の  文書の解読法を勉強しているんだ。  それだけでも一筋縄ではいかないんだからね』  と言われたものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■必要なものは専門化■~専門的知識の結集~

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おはようございます。 朝から肌寒い雨が降っています。 今日は、我が家のカレンダーが まだ黒字の祝日、 即位の礼。 外出する気候でもないので、 自宅でゆっくりします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 無限の素質に恵まれている人など ひとりもいないので、 知識労働では、変化する、成長する、 新しいことをする、 突破口を開けてくれる何かを武器に突っ走る、 といったことを意識しながら 仕事を始めなければならない、 とした。 そして、私たちにはもうひとつ、 専門化が必要だと続ける。 ドラッカーは、 たいていの人は、 卓越した力はなくても、 秀でていることが 一つはあるものだが、 二つ以上のことに 秀でている人は稀有で、 さらに三つのことに 秀でた人に出会うことは まずないだろう、 とする。 「それと同時に、  コンピューターのプログラマーは  自分の力だけでは  何ひとつ作り出せません。  つまり、成果というものは  さまざまな専門的な知識を  結集することによって生まれるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■変化、成長、新しいこと■~成果を期待できない領域~

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おはようございます。 日の出が遅くなり、 朝の冷え込みをより寒く感じる朝です。 まだ所々に青空が覗いていますが、 夜には本格的な雨が降りそうですので、 傘はお忘れなく。 週明け、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織的に無駄のない環境で 創造力を発揮する必要があり、 それができないと、 過大な負荷によって 組織が崩壊してしまう、 とした。 そして、研究組織と一緒に 仕事をする過程で見えてくるのは、 研究組織は仕事の量が多すぎて 機能不全に陥っているという事実だ、 と続ける。 ドラッカーは、 無限の素質に恵まれている人など ひとりもいないので、 知識労働では、変化する、 成長する、新しいことをする、 突破口を開けてくれる何かを武器に突っ走る、 といったことを意識しながら 仕事を始めなければならない、 とする。 「そしてそれができるのは、  自分の素質を  成果を期待できない領域から解放して、  思う存分活かせる場合だけなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■無限に広がる無知の境界■~組織が崩壊する~

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おはようございます。 今朝は薄曇り、 これから段々晴れてきそうですね。 ラグビーワールドカップ、 いよいよ正念場、 一杯飲みながらの応援、 楽しみましょう。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 私たちは多くのことを学び、 それを積み上げているから、 出題に対する答えは変わるのだ、 とした。 そして、私たちの大半は、 40年前に”A”をもらった答えが、 今では間違った答えになり、 問題を解く方法も変わった という事実を学んでいる、 と続ける。 ドラッカーは、 これこそが、学習なのだと言えるのだが、 もう少し上手に事にあたることや、 無限に広がっている無知の境界を ほんの少し向こうに押しやることを 学習しなければならない、 とする。 「ここからわかるのは、  組織的に無駄のない環境で  創造力を発揮する必要がある、  ということです。  それができないと、  過大な負荷によって  組織が崩壊してしまいます。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■とてつもない違い■~答えは変わる~

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おはようございます。 既に小雨が降り始めた肌寒い朝です。 台風19号で被災された方々には、 過酷な雨になりますが、 十分に警戒して下さい。 この雨でまた災害警報が 出された地域があります。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 情報を基盤にした組織は、 情報が常にその組織自体を 陳腐化するところから出発する、 ということを踏まえれば、 起業家的な組織でなければならない、 とした。 そして、これによって とてつもない違いが生まれるのを 私たちが認識し始めている、 と続ける。 ドラッカーは、 40回目の同窓会に出席するため 大学のキャンパスに戻ってきた 卒業生のジョークを披露する。 その同窓会には、 昔習った経済学の教授も来ていたが、 卒業生は、その時期に行われる 学年末試験の用紙を見ながら 教授に対して40年前の出題と 同じだと話した。 すると教授は頷いて 「そうですよ。でもね、正解は昔と違っているんです」 と切り返すが、 これをジョークだと思っていた。 「しかし違います。  これこそが学問です。  出題に対する答えが  昔も今も同じであるわけはないのです。  答えは変わります。  なぜかと言えば、  私たちは多くのことを学び、  それを積み上げているからです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■それが知識の特質■~能力の特質ではない~

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おはようございます。 今朝も雲でどんよりした空模様です。 台風の傷跡が癒えない中、 今日は冷たい雨の一日。 日曜日までは傘が必要になりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 博士号を取ったときが、 周りの人たちの 学習の手助けを始めるときであり、 それが、自分自身の力で 学習を始めるときだ、 と考えるべきなのだとした。 そして、情報を基盤にした組織は、 情報が常にその組織自体を 陳腐化するところから出発する、 ということを踏まえれば、 起業家的な組織でなければならない、 と続ける。 「なぜなら、  それが知識の特質だからです。  それは能力の特質ではありません。  私個人がどうすればよいのかわかっている、  と言っているのでもなければ、  私たちにはどうすればよいのかわかっている、  と言っているのでもありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■学習の手助けを始めるとき■~自分自身の力で学習を始めるとき~

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おはようございます。 どんより曇り空の朝、 冷え込みましたね。 街に警察官が多い、 聞くと天皇継承の儀式やラグビー等のために 地方からも応援で集まっているとのこと。 そうか、カレンダーはまだ黒字だけど 来週22日は祝日なんだ、ってふと思った。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 私たちはさまざまな発見をし、 さまざまな洞察にたどり着くが、 自分なりの仕事の流儀は 変えないものなのだ、 とした。 そして、あのディレクターの どうしようもない障害や 苛立ちを克服するためには、 絶えずフィードバックを得て 学習を続け、 その過程を通して 全体をまとめ上げればよいことを 認識し始めた、 と続ける。 このプロセスが ・私たちはどんなことを学習してきたのだろうか ・その学習結果が私たちを動かし、 能力を与えてくれているのだろうか ・私たちの力になって、今までにない方法で  物事に取り組むようにしてくれているのだろうか といったテーマを職員と膝詰めで 話し合うことにつながっていったのだ。 私たちは基本的に、 ひとたび博士号を手にすると、 あとは学習活動をやめて教育活動を始める、 という前提に立っている。 「そうではなく、  私たちは『博士号を取ったときが、  周りの人たちの学習の手助けを始めるときだ。  それが、自分自身の力で学習を始めるときだ』  と考えるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ)

■仕事の流儀は変えないもの■~硬直的なマネジメント~

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おはようございます。 寒々しい曇り空の朝です。 10月も中旬、朝冷え共に日の出が 遅くなりましたね。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメントの仕事について 図書館司書と看護士を例にあげ、 説明した。 そして、この話がおそらく、 あの研究開発担当ディレクターに対する 私の最大の貢献ではないだろうか、 と続ける。 ドラッカーは、 われわれはしばらく時間をかけて マネジメントについて 詳しく研究した結果、 非常に規模が大きくて有名なその研究所で、 基本的に硬直的なマネジメントが 行なわれていることに気がついた、 とする。 「私たちはさまざまな発見をし、  さまざまな洞察にたどり着きますが、  それでも自分なりの仕事の流儀は  変えないものなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ)

■知識は高速変化する■~能力の変化スピードは遅い~

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おはようございます。 雲に覆われた暗い空模様、 今日もまた雨が降りそうですね。 台風19号の被害が日増しに明らかになる。 被災された方々の生活再建が急務だ。 連休明け、さぁ頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 図書館学校の最大の弱点は、 図書館の司書が 学ばなければならないのは 学ぶ方法だと わかっている今になっても、 現在のテクノロジーが永久に続くと 教えていることにある、 とした。 そして、次に看護師を例にあげる。 この20~30年間、 少なくとも目的については、 ずっと変わらずに維持されてきたが その仕事への取り組み方は、 1950年に仕事を始めた 看護師の理解を 超えてしまっていると言ってよい、 とする。 「知識は非常に速いスピードで  変化しているのです。  その一方で、能力が変化するスピードは  非常に遅いのです。  これが、マネジメントの仕事について  最初にご紹介したい話です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ)

■ソクラテスは理解できない■~学ぶべきは学ぶ方法~

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おはようございます。 どんより曇り空、 肌寒い月曜の朝です。 大きな被害をもたらした台風19号、 状況が明らかになるにつれて、 規模が拡大する。 被害を受けられた方々に、 お見舞い申し上げます。 今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 石工で生計を立てていた ソクラテスが、 墓地に立てる十字架を作る作業場で 働いていたとしたら、 それほど多くのことを 学びはしなかっただろう、 とした。 しかし、もし哲学者のソクラテスが 今の私たちの哲学科に やって来たとしても、 ソクラテスには講義の一言も 理解できないだろう、 と続ける。 ドラッカーは、 今の哲学科の人たちが かつてのソクラテスよりも 優秀だと言っているのではなく、 その内容が完全に 違っているよいうことを 言いたいのだ、 とする。 ドラッカーは数週間前に、 ある図書館の歴史を読み終えたが、 それを典型的な例として紹介する。 「図書館の概念は、  30年から40年ごとに変化しています。  図書館学校の最大の弱点は、  いまだに現在のテクノロジーが  永久に続くと教えていることです。  あらゆる経験からして、  図書館の司書が学ばなければならないのは  学ぶ方法だとわかっている今になっても、  まだそう教えているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ)

■仕事と道具は継続する■~石工としてのソクラテス~

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おはようございます。 台風一過、青空からまぶしい日が 射しています。 台風19号は、昨晩静岡に上陸し、 関東を縦断、現在は東北沖を北上中。 経験したことのない強さと 規模を持っていることについて、 事前に注意がされてはいたが、 多くの被害が出ている。 特に、多摩川や千曲川といった 大型河川の氾濫は予想を超えている。 気象状況の根本的な変化、 これからは現実的な対策が必要になる。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 調査研究所のディレクターを 助けるために、 考え出した内容の ほとんどすべてを、 あらゆる種類の知識に 応用してきたのだ、 と続ける。 そして、仕事の世界では、 たいていの場合、 変化は非常にゆっくりと 起こるもので、 仕事と道具のどちらも、 継続することが 世の中の習慣になっているとする。 仕事の能力について言えば、 もし19歳で見習いにつき、 その仕事を一通り経験すれば、 その人は引退するまで 何も新しいことを 学ばなくてすむ可能性が非常に高い、 と今でも広く考えられているが、 知識労働に関して言えば、 変化が急速にやって来るため例外となる。 ドラッカーは、 ソクラテは石工で生計を立てていたが、 もし彼が、墓地に立てる 十字架を作る作業場で 働いていたとしたら、 それほど多くのことを 学びはしなかっただろう、 とする。 「間違いありません。  たいていの道具も当時とほとんど変わりません。  違うのは、今どきの道具の中には  電池で動くものがあることくらいです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ)

■研究開発の場でのマネジメント■~大幅に違った手法が必要~

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おはようございます。 断続的に強い雨が降り始めました。 台風19号が今夕関東、東海に上陸予報。 電車は既にストップ、スーパーも早々と店じまい、 こんな状況は初めてですね。 皆さん十分な警戒が必要です、お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今回の一連の講義をしようと思い立ったのは、 今からおよそ一年半前に受けた こんな電話がきっかけだ、 と話し始める。 ある日電話を取ると、 受話器の向こうから 「先生は私のことをご存じないと思いますが、 私は、先生が研究開発の分野での マネジメントについて たくさんの業績を上げてこられたことを よく承知しています」 という言葉が聞こえてきた。 そこでドラッカーは、 「そうです、私はその分野でのマネジメントで、 ほかの人たちよりも、 たくさんの間違いを 繰り返してきたのではないかと思っています。 だから、専門家と言っていられるのでしょう」 と答えた。 すると電話の相手からは、 こんな問いかけが返ってきた。 「三か月前、私は生化学者の立場から、 世界最大級の調査研究所のディレクターに 転身しました。 それから三か月間かけて、 何が私の仕事なのかを勉強してきました。 そこで、ぜひ先生にお答えをいただきたいのです。 先生は、研究開発の場で マネジメントが可能だとお考えでしょうか」。 それに対して「どうしてもその質問をなさりたいのなら、 もう一度元の生化学者の立場に復帰なさればよろしいのでは」 ということばが喉まで出かかったが、 そのセリフを飲み込んで、 こう答えたとする。 「『答えは、イエス。しかし......。です。  そのマネジメントはできます。  ただし、それは研究開発以外のものを対象にするときの、  いわば一般的な方法に頼っていてはできません。  それとは大幅に違った手法が必要です』  この電話のあと、私は、  この問題の解決に取り組んでいる優秀な人たちを  長年観察する過程を通じて学んだことを、  そろそろまとめ上げるときが来た、  と思い始めました。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカ

■自発的に動く人たち■~望んで働いている~

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おはようございます。 ぶ厚い雲が空を覆い、 薄暗い朝です。 台風19号の影響で、 これから断続的に雨が降るようですね、 金曜日です、お気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今の世の中の人たちは 転職することに 何のためらいもない、 とした。 そして、ドラッカーは毎日のように、 教え子から電話をもらうが、 受話器から聞こえてくるのは、 次のようなことばだと続ける。 「先生、推薦状を書いていただけませんか」。 そこでその理由をと聞くと、 今の会社では行き着くところまで 行きついたので、 ほかをあたっているんだ と答えが返ってくるとする。 ドラッカーは、 この20~30年間、 米国で最も成長した二大産業は 派遣社員斡旋業と ヘッドハンター業である、 とする。 「世の中の人たちは動き回ります。  こうした人たちは自発的に動く人たちであり、  彼ら自身もそういった自覚を持っています。  彼らには、自分が今の職場で働いているのは、  そう望んでいるからであって、  必要に迫られて働いているのではない、  という認識があるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)